新聞社サイトが変わる:ニューヨークタイムス過去記事無料閲覧の衝撃

 このところ日本の新聞社がインターネット戦略を変化させている。

新聞ネット事業、新サービス展開 朝日・読売・日経提携
http://www.asahi.com/business/update/1001/TKY200710010381.html

 朝日、読売、日経が共同でポータルサイトを立ち上げる一方、毎日はリクルート、Yahooと組んで毎日.JPを構築。産経は少し前まで毎日と組んでいたマイクロソフトとの連携を深めている。

 しかし、海の向こうでは、さらに「激震」が走っている、という。NY Timesは、Times Selectを閉鎖し、有料記事サービスを停止した。さらに、1987年以降の過去20年間の記事全てが無料で閲覧できるサービスを開始しているのだという。加えて、SEO(Search Engine Optimization)対策も怠っていない。

NYTのアーカイブ開放,新聞社サイトが新局面に
http://zen.seesaa.net/article/55917450.html

 NYTの施策は、トラフィック数を増やすことで、広告モデルによる収入増をねらっているのだろうか。この施策によるビジネスモデルをがよくわからないのだけれども・・・。

 とにかく、「過去記事の無料公開」という聖域が崩れたことは間違いない。これが他の会社にどんな波及効果をもたらすか。

 新聞社の動向からは目が離せない。

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追伸1.
 次々回Learning barの日程が決まりました。1月11日(金)午後6時から東京大学です。テーマは「できるMRを育てる:OFF-JTとOJTの連動」。お楽しみに。
 ちなみに、これが縁で、MRの人材育成現場を見学させてもらうことになりました。楽しみです。

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追伸2.
 週末の企業研修は無事終わりました。ひとつ終わると、ホッとしますね。M社の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。
 それが縁で、今度、某化学会社の工場見学に行くことになりました。現場に行くのは楽しみです。

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近況1.
 モバイル英語リスニングシステム「なりきりEnglish!」のプロジェクトが、本格化しています。11月17日から12月8日まで新日本製鐵株式会社の60名の社員の方々を対象に、実証実験を行います。
 システム開発、コンテンツ開発、ワークショップ開発で、総勢20名のプロジェクトが激しく動いています。知財、プレスリリースの準備も進めています。
 このプロジェクトを最後に、しばらく、中原は開発研究のディレクション役から遠ざかるつもりです。

なりきりEnglish! 2006年成果報告会資料
http://www.nakahara-lab.net/2007narikiri_seikahoukoku.pdf

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近況2.
 WORKPLACE LEARNING企業調査に関しては、約1700名程度の回答がありました。データの打ち込みが終わり、いよいよ分析フェイズ、論文執筆フェイズにはいってきています。今年中にはそれを終え、書籍の執筆に入ります。

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近況3.
 東京大学教養学部で、「映像で見る学力論」という授業を、中原、望月俊男先生、西森年寿先生とやることになりました。そのシラバスを書いたり、プレゼンテーションをつくったり、このところにわかに忙しいです。望月さん、西森さんの法では、システム開発やコンテンツの準備のディレクションをしていただいています。授業は、駒場アクティブラーニングスタジオ(KALS)でやります。

KALS
http://www.kals.c.u-tokyo.ac.jp/index.html

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近況4.
 このところ本当に忙しく、面談の時間を見直さざるを得なくなってきています。これまでひとつの面談あたり1時間30分をとっていましたが、1時間ないしは45分くらいにしなければ、とてもこなせなくなりつつあります。困りました。

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近況5.
 今週から立教大学大学院でのゼミ、東京大学大学院でのゼミが本格化します。前者はデジタル教材設計論、後者は「熟達化」に関する論文集を読む予定です。10月25日には、新入生(M0)の歓迎会です。

 Anyway...そして人生は続く。