ワークプレイスラーニング2007が終わった!
昨日、東京大学・本郷キャンパスで「ワークプレイスラーニング2007」が開催された。まさかの関東台風直撃で、一時は開催が危ぶまれたものの、何とかかんとか終えることができた。
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今回のカンファレンスに関しては、関係者に、2つの「こだわり」があった。
1つめは「事例と理論の融合」。
企業から発表してもらった事例発表をもとに、組織心理学、社会学、教育学の研究者が理論的解説やコメントを加える。なるべく「事例」と「理論」がお互いにかけ離れたものにならないよう、かつ、様々なディシプリンの研究者がそれぞれの立場からコメントができるよう、バランスには配慮したつもりであったが、いかがだったろうか。
もうひとつは、なるべくカンファレンスを「インタラクティブにすること」。今回は、「事例発表」と「研究者の解説」とのあいだに「参加者全員によるピアディスカッション」を挟んだ。その後、ディスカッションで出てきた内容を、質疑に出してもらうことにした。
質疑も、なるべく多くの意見を取り扱うことができるよう、挙手を避け、携帯電話とQRコードを用いたものとした。
質問のある方は、カンファレンス開催中いつでも、携帯電話から決められたアドレスにメールを送ることができる。メールで寄せられた質疑の中で、質問の多かったものを、質疑応答の時間に、事例発表者、研究者に答えてもらうことにした。
寄せられたメールは80件あまり。もちろん、そのすべてに答えることができたわけではないけれど、通常よりはインタラクティヴな会にはなったと思う。
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最後に、この場を借りて、今回のカンファレンスの開催に協力いただいた下記の企業の方々、
学校法人 産業能率大学
株式会社 ダイヤモンド社
株式会社 日本能率協会マネジメントセンター
株式会社 リクルートマネジメントソリューションズ
また、事例提供をいただいた企業の方々
東京電力株式会社
YKK AP株式会社
HOYA株式会社
株式会社リクルート
また、アルバイトとしてお手伝いいただいた大学院生諸氏、エデューステクノロジーズ事務局長の坂本君、そして、足下が「悪すぎる中」参加していただいた皆様、すべてに感謝いたします。
「関東台風直撃」の悪天候の中で、400名弱の方々にご参加いただけたことは、関係者一同、非常に喜びでした。というか、ホッとした。
中には、熊本、北海道からのご参加いただいた方々もいらっしゃいました。また、参加はしたかったけれど、交通機関の都合で不可能になってしまった方からも、メールなどをいただきました。
本当にありがとうございました。
重ねて御礼申し上げます。
なお、2つのニュースがあります。
1つめ、「終わりははじまり」。
来年も、東大でまた、この規模のカンファレンスを開催することになりました。今度は、台風直撃の危険をさけて(笑)、おそらく11月効用のシーズンなどに。ぜひ、またご参加いただければ幸いです。
2つめ、今回のカンファレンスの模様は、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」に取材していただきました。放送日のめどがつきましたら、またご報告いたします。
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明日から大学院合宿で京都へ。
ふー、忙しい。