学習、この不可思議なもの

 誰も教えてないのに、いろいろと世界を探索しながら、知らずしらずのうちに学ぶ。そして、ある日突然、何かができるようになる。世界が広がる。世界が広がるから、さらに学びの機会が広がる。

 子どもの「発達のプロセス=学習プロセス」というのは、本当に不思議なものです。この「不思議さ」を前にしては、言葉を失う。

 僕は罪の意識を覚えます。この不可思議で、人間に与えられた天賦の能力を、慣れた口調で、訳知り顔に語って良いものか、と。僕は、学習について、ほとんど何一つわかっていないのだな、と思います。

 TAKUの成長を見ていて、僕もカミサンも全く飽きません。いい経験をさせてもらっている。いいものを見ている。心からそう思います。

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 早いものでTAKUは10ヶ月になりました。いろんなことができるようになってきている。

 指先がずいぶん器用になりました。前は「押す」という動作ができなかったのですが、最近は、人差し指で、何かを「押す」ということができるようになりました。

 下記はおもちゃについているボタンを押している様子。わずか数ヶ月前までは、彼は、小さいボタンを押すことはできなかったのです。

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 それにしても、このおもちゃ、指先を鍛えるための知育玩具です。ボタンやら、ヒモやら、ビデオテープやら・・・子どもが好きなアイテムが、ミニチュアになってたくさんついているものなのですが・・・。

 確かに、子どもはビデオは好きだ。でも、「パパのまる秘ビデオ」って何気なく書いてあるのは、教育上、どうなんだろうか。しかも、NO.2だぜ。NO.1はどこいった?

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 最近は、指先がずいぶん器用になって、寝ているカミサンの「鼻の穴」に指をつっこむ、という芸当もできるようになったそうです。ブラボー、オモロイからもっとやれ。

 食事はほぼ卒乳しました。そして食べる量も増えている。ずいぶん、ウ●コも「一人前のオイニー」になりました。前は香ばしかったのにね、今はくせーよ。でも、いいんだよ、それで。お父さんもお母さんも、嬉しいです。

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 歯も生えました。上に4本、下に2本です。下記は、こちょばして、無理矢理笑わせてとった写真です。なかなかむずかしいね、歯の写真をとるのは。

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 あと、最近、「男臭」がするようになってきた。「獣臭」?。ちょっと前までは、甘いミルクの臭いがほんわか、としていたのに。今、だっこをすると、「男くさい」。というか、大学院に続き、自宅も、「男塾」かよ。

 あと2ヶ月でついに1年・・・子どもの「発達」というのは、「ブレーキのない車に、トップギアでアクセルを踏み込む」ようなものですね。

 そして、彼の人生は続く。
 でも、まだはじまったばかりだね。
 大いに動け、大いに学べ。