結婚と「性格の不一致」

 昨日、ある人の講演ビデオを見ていて、こんな話があった。

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 離婚の原因としてよくあげられるものに、「性格の不一致」というのがある。だから、多くの人は、結婚を考える際に「性格の一致する理想の人」を探そうとする。

 でも、よく考えてみると、人間は皆、最初から「性格は不一致」である。誰一人として「性格が一致」する人なんていない。

 そうであるならば、結婚でもっとも重視しなければならないことは、「性格が一致した理想の相手」を探すことではない。

 むしろ、「性格の不一致さ」をいかにやり過ごし、いかに関係を持続させうるか、が問題である。つまり、結婚生活で重要なのは、「性格が不一致なこと」をマネージする「プロセス」である。

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 ほほー、なるほど。

 帰ってきて、カミサンにこの話を教えてあげたら、彼女も納得していた。彼女は、僕の「だらしなさ」 - 食べ物をこぼすとか、引き出しを閉めない、とかいう生活上のだらしなさ - 常日頃から辟易としているので、それを牽制してみた。

「わたしも、もう少し口に出さないようにしなきゃ、とは常日頃から思っているんだけどね。そこまで、まだまだ人間ができてないわ」

 カミサンが「人として完成する日」を心待ちにしている(笑)。

 今日の朝食も、パンクズをこぼした。
 ごめん。