できるといいな、と思うもの

 某省の方々が、ある案件で来研、ディスカッションを行った。

 僕の主張は2つ。
 非常にシンプルである。

 ひとつめ。
 組織人材育成 / 組織学習のプロフェッショナルを大学院レベルの教育で養成するべきである。

 その大学院では、「組織」と「学習」、「経営」と「教育」という2つの領域を越境する「総合的な知」を伝えてほしい。

 下記のような海外大学院のように、教育だけでもなく、経営だけでもない。はたまた、インストラクショナルデザインの専門家を養成する大学院でもない。そうした大学院を、何とか日本につくることはできないだろうか。

コロンビア大学
Teachers College, Adult Learning and Leadership
http://www.tc.columbia.edu/academic/o&ldept/adulted/

Case western reserve university
MS in Positive Organizational Development and Change
http://weatherhead.case.edu/masters.cfm

ランカスター大学
http://www.lums.lancs.ac.uk/Postgraduate/hrd/

ペンシルバニアステート
http://www.ed.psu.edu/wfed/default.asp

ジョージア大学
Workforce Education, Leadership, & Social Foundations
http://www.coe.uga.edu/welsf/

University of Illinois at Urbana-Champaign
College of Education, Department of Human Resource Education
http://www.hre.uiuc.edu/

University of Minnesota
Department of Work and Human Resource Education
http://www.education.umn.edu/WHRE/

Ohio state university
Workforce Development and Education
http://ehe.osu.edu/paes/wde/default.htm

 ふたつめ。
 アカデミクスと実務家が集まるような、ASTDライクな規模の「人材育成コミュニティ」を、何とか産官学で共同してつくることができないだろうか。

ASTD
http://www.astd.org/

 個人的には、この2つをつくるためなら、僕は可能な限りの協力を惜しまない。日本の組織で働く人々は、今よりもっと「元気」になれる、と思う。