映画「幸せの力:The Pursuit of Happyness」

 映画「幸せの力:The Pursuit of Happyness」を見た。

幸せの力:The Pursuit of Happyness
http://www.sonypictures.jp/movies/thepursuitofhappyness/

 この映画は、ホームレスから大企業のCEOへ華麗なる転身を飾った、現代のアメリカン・ドリームの体現者「クリス・ガードナー」氏の半生をつづった映画。

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 舞台は1980年初頭、サンフランシスコ。医療機器のセールスマンだったクリス・ガードナーは、骨密度測定器を売り込むべく病院に営業活動を行っていた。

 しかし、彼が自腹で大量に仕入れた骨密度測定器は、全く売れず、家賃、税金、駐車違反料金まで払えなくなる始末。おまけに夫婦仲はこじれ、幼い子どもクリストファーをおいて母親が家をでる。

 そんなある日、彼は、ある出来事がきっかけで、証券会社のインターンになることを決意する。ただでさえ、金がないのに、インターンは無給。しかも正社員として採用されるかどうかは20分の1の確率。

 途中、ついに金が底をつき、何度か地下鉄の便所で親子で寝泊まりをするはめになるが・・・。

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 この映画は、いわゆるハリウッドムービーだと思う。彼の自伝から、絵になる部分をうまく抜粋し、コンパクトにまとめている。

 クリスガードナーの幼い頃の逸話をカットしてしまったのは、やや残念だが、それを入れると収拾がつかなくなるので(One paper, One conclusionなんだよ)、やむを得ない、と思う。

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 それにしても、あまりに素朴な感想だが、子どもと二人、地下鉄の便所で寝ることになったら、あれだけ気丈に僕は振る舞えるだろうか。

 この映画、僕は、アメリカンドリームというよりも、むしろ、父親と子どもの話、として見た。