ワークプレイスラーニング研究
「ワークプレイスでの学習の実体解明」をめざした共同研究プロジェクトが(荒木さん、北村君、坂本君との共同研究)、いよいよ本格的な活動に入っている。
これまで約1年をかけて先行研究、海外文献、既存調査の結果の読み込み、質問紙作成を行ってきたが、ようやくそれが完成。6月から本格的な調査が開始される。
この調査では、
1)職場には、どのような人的ネットワーク、共同体が存在しているのか
2)組織メンバーが、どのような成長実感をもっているのか
3)組織メンバーは、どのようなキャリア観や仕事観をもっているのか?
の3点から、仕事経験と職場環境のあり方を考察する。1500~2000件程度の質問紙回収をめざしている。
それと同時に推進しているのが、企業への聞き取り調査。こちらでは定性的に、組織人材育成担当者に、ワークプレイスでの学習の現状をうかがっている。ふだんは着ないスーツをきて、都内を歩く日々が続く。
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調査はダイヤモンド社をはじめとして、様々な方々のご協力のもと、滞りなく進んでいる。本当にありがたいことだ、と思う。貴重な時間を分けてくださった方々には、感謝している。
今、自分たちがやっていることは「Field-based research」の典型である。「手を動かしたり」「足で情報をかせぐ」。フィールドから生の一次情報を収集することをめざす。それは、大変なことではあるけれど、やはり自分は、そういう志向性をもった研究が好きなんだ、と思う。
慣れないスーツを着て帰宅すると、もう疲労困憊している。
でも、そんなときに見る「子どもの笑顔」はたまらなくいい。