社会人の大学・大学院への進学
社会人の大学・大学院進学に関する調査結果が、公表されたようです。
社会人の大学・大学院進学に関する調査(マクロミル社)
http://www.macromill.com/client/r_data/20070419college/index.html
うーん、もう3年前か。実は、2004年、僕がまだNIMEで助手をしていたとき、同じようなテーマでシンポジウムを開催しました(このシンポはリクルート社と共催でした・・・おかげさまで、素晴らしい方々を講師としてお招きできました・・・僕、留学から帰ってきたばかりだったんだよなぁ・・・)。
社会人大学院の未来
http://www.nakahara-lab.net/2004shakaijin_daigakuin_kenshu/2004shakaijin_daigakuin_kenshu.html
で、当時リクルート社にいらっしゃった渡辺さんが、当時のリクルート社のデータを発表しています。
渡辺さんのスライド
http://www.nakahara-lab.net/2004shakaijin_daigakuin_kenshu/pdf/2004shakaijin_watanabe.pdf
朝、時間がなかったので、ちゃんとデータをつきあわせていないのですが、3年間であんまり大差はないかな、と思いました。
ただ、「学びたい科目」のところは、男性回答者が多いせいか、少しマスキュリンな感じがする。
男女別で集計すれば、きっと女性の方は、「心理学」とかが上位にくると予想します。
ちなみに社会人大学院生は、年間3000人~5000人程度、確実に伸びています。
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文部科学省 学校基本調査
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/06121219/002/001/001.htm
大学院学生のうち,「社会人」(平成18年5月1日において職に就いている者。ただし,企業等を退職した者及び主婦等を含む。)は修士課程では2万人(男子1万1千人,女子9千人)で,学生数に占める割合は11.9パーセント,博士課程では2万人(男子1万4千人,女子6千人)で,学生数に占める割合は26.8パーセント,専門職学位課程では9千人(男子7千人,女子2千人)で,学生数に占める割合は43.5パーセントとなっている。これを各専攻分野ごとに「社会人」の占める割合をみると,修士課程では「社会科学」が32.6パーセントで最も多く,次いで「教育」(31.0パーセント)となっており,博士課程では「医・歯学」が36.3パーセントで最も多く,次いで「教育」(28.0パーセント)となっており,専門職学位課程では「教育」が100.0パーセントで最も高く,次いで「工学」(68.9パーセント)となっている。
(同引用)
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今後、どのように大学・大学院が社会人を受け入れる環境を整えていくか。非常に注目ですね。