Learning bar : 「研修にできることできないこと」が終わった!
昨夜は、Learning bar「研修にできること、できないこと」が開催されました。
(今から考えると)GW前の金曜日(!?)というとんでもない日程だったにもかかわらず、おかげさまで103名の方々にご参加いただきました。このテーマに対する関心の高さが伺えますね。
※Learning barは、NPO法人Educe Technologies主催、東京大学大学院学際情報学府 中原研究室の共催にて実施されています。
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今回のLearning barのテーマはズバリ「研修」と「現場の学び」。主に下記のような内容に焦点をあてました。
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1)最近注目されている「現場での学び=Workplace learning」の実態は、どのようなものなのか?
2)そのとき、いわゆる人材育成担当者は、どのように現場に関わるべきなのか?
3)育成担当者には、どのような未来が待ち受けているか?について考える
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このテーマに従って、荒木淳子先生(東京大学)、長岡健先生(産業能率大学)から話題提供をいただきました。
お二人の主張を要約すると、下記のようになるか、と思います。
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1) 従来の研修とは一線を画する、現場での人材育成ニーズは(Workplace learning)、今後も向上していくでしょう
2)人材育成担当者は、インストラクショナルデザインで研修をデザインする仕事に加えて、現場に対するプロセスコンサルテーションが求められるようになるでしょう
3)「研修(ID)で教えられないので、わたしの仕事ではありません」という言い方をしていると、かつてOR(Operations Research)がたどった道と同じ道をたどるでしょう
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お二人の先生からの話題提供のあと、JMAMの張さん、柴田さん、産業能率大学の古賀さん、熊本大学の北村さんから、「育成現場の実体験」をまじえながら、今回の講演を批評していただきました。
最後は、会場でディスカッションタイムです。まずは、お近くの方と15分間程度ショートディスカッションをしていただき、その後、フロアをオープンにいたしました。
固い内容であるにもかかわらず大変盛り上がりました。あっという間の3時間でした。
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自分で企画しておいて大変申し訳ないのですが(!?)、今回の来客数、そして会場の盛り上がりは、主催者の予想をはるかに超えていました。
「現場の学びか、いわゆる育成部門が担当してきた学びか」という課題の設定は、きっと、皆さんが業務を行いながら、いつもひっかかっていたテーマなのかな、と思います。ここを真正面にとらえて考える機会というのが、それほどなかったのかもしれませんね。
さて、GW明けには、Learning bar第二弾「プロフェッショナルの人材育成」が開催されます。こちらは、現在、110名程度の参加申し込みをいただいております。残席は10程度ですが、よろしければご参加下さい。
Have a nice holiday!
第二弾! プロフェッショナルの人材育成
http://www.nakahara-lab.net/blog/2007/04/post_828.html