きょう、僕は父親になりました:育児する教育学者をめざして

 きょう、僕は父親になりました。
 3520グラム、男の子。
 とても元気です。

 今の気持ちは、何とも形容できません。
 無事生まれてきてくれて、よかった。
 お父さんとお母さんは、
 どんなに首を長くして「君」の誕生を待っていたか。
 とにかく無事でよかった。
 無事でよかった、よかった。
 語彙のない僕には、
 それしか思いつく言葉がありません。

 カミサン。
 仕事をしながらの妊娠生活は本当に大変だった。
 大きなお腹で、満員電車に乗っていく君を
 送り出すのが、僕はいつも不安でした。

 忙殺される毎日さえなければ、人並みに、
 ゆっくりとリラックスした日々を過ごすことが
 できたのかもしれないけど、
 君には、それができなかった。

 ともかく、お疲れ様でした。
 今は、ゆっくり休んでください。
 ありがとう。本当にありがとう。

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 まだ気持ちは高揚しています。
 今日は眠れそうにありません。
 「君」の誕生を祝おうと、飲んでいるビールとワイン。
 でも、気持ちが高ぶって、いっこうに酔えないのです。

 今日、絞り出されるように生まれてきた「君」。
 早速だけれど、「君」に、ふたつ言いたいことがあります。
 
 まず、ひとつめ。
 「君」を生むため、お母さんは、本当に長い間頑張ったんだよ。
 それは生やさしい時間じゃなかった。
 永遠に続くかのように感じられました。
 「戦い」そのものでした。

 いつの日か、お母さんの、その頑張りに感謝しなさい。
 そして誇りに思ってください。
 そういう日がくることを僕は信じています。
 僕は、今日のあの瞬間を一生忘れない。

 ふたつめ。
 これから、君はいろいろな人に出会い、いろいろな
 ことを経験する。嬉しいこともあれば、辛いこともある。
 だけれども、この世は、ワクワクすることの方が多いぜ。
 とにかく、エンジョイ。楽しんで。

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 ともかく、
 今日から、家族3人です。
 月並みすぎるかもしれないけど、
 明るく、楽しく、助け合って生きていきたいと思います。
 我が家族、それ以上の何がいろうものぞ。

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追伸.
 今回の出産にからみ、プロジェクトのメンバー
 共同研究者の皆さんには本当に
 いろいろなご配慮をいただきました。
 本当にありがとうございました。