ヴァカンス移住

 今年、最大のヤマを迎えている。

 実証実験、ワークショップ、デバック、質問紙作成・・・。僕の関与するすべてのプロジェクトが、佳境を迎えている。「耳の穴」から「鼻毛」が飛び出ちゃうほど忙しい(意味不明)。

 毎日朝5時から夜遅くまで作業をしていると、ふと変な考えにとりつかれる。

 このドアを開けたら、その先には南の島が広がっているんじゃないか。  今、目を開けたら真っ青な海が眼下に見えるのではないか・・・。

 実際はそんなことはあり得ないんだけど、男中原、妄想ワールド全開。
 つかの間の妄想である。しかし、そんなとき、ココロは「南の島」「真っ青な海」にある。アタマには「お花畑」だって咲いている。「ラリホー」と鼻歌歌いながらスキップをする僕がいる。

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 みなみのしま・・・まっさおなうみ
 嗚呼、うらやましい。

 聞くところによると、巷では、主に団塊の世代を中心に「ヴァカンス移住」というのが流行っているらしい。

 ヴァカンス移住とは、「週末だけ都会の喧噪を離れ、田舎や海辺のコテージ、別荘などで過ごす生活形態のこと」をいう。

 ウィークデーは都会の便利さを享受しつつ、ウィークエンドはゆっくりとラグジュアリーに過ごす。

 東京に住む人の「ヴァカンス移住先」としては、八丈島、湘南・鎌倉エリア、房総半島エリア、そして王道軽井沢があるのだという。どれも1時間から2時間程度である。これらのエリアの地価が、近年、少しずつ上昇している。
 
 若い頃消費文化のまっただ中にいた彼らが一斉退職するのは、2007年。もう来年なのですね。
 
 
 
 
 嗚呼、定年まで残り34年
 ・・・ヴァカンス移住は遠い。

 まだまだスタートラインにたったばかりである。