腑に落ちる英文法!

 先日、NHK教育テレビを見ていたら、「英文法の詳細な解説」番組をやっていました。「ハートで感じる英文法」という番組ですね。

 毎回、ある英単語をとりあげ、ネィティブが感じる語感、そこに込められたニュアンスをじっくり解説する番組ですね。

 「腑に落ちるってのは、こういうことなのか」という感じで、いつも、「ごまかされっぱなしの英文法」の詳細について、理解できました。

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 僕が見た会では、「Come」をとりあげていました。多くの日本人にとって、この単語は、下記のように暗記されているはずですね。

 Come=「来る」

 でもさー、この暗記だと、

 May I come to your office?
(あんたのオフィスにいこうか?)

 というのが全く理解できないはずなんですね。「あんたのオフィスに来ようか?」ってことになっちゃう。

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 番組によると、Comeというのは「来る」ではない。

 Come = 視点のある方=話題の方向に移動する

 という意味だそうです。

 さっきの英文だと、今、話題になっているのが「Your office」だということになります。だから、Come は、結局、「行く」の意味になる。

 I'm coming home

というのも、これなら理解できます。
 今、話題の中心になっているのは、「Home」です。だから、「来る」じゃなくて、「(話題の中心になっている)家に移動したよ=ただいま」ということになる。

 この説明、「腑に落ちませんか」。

 英語も語感から理解するっていいですね。今まで、「まーそんなものかな」と暗記で対応してきましたので。
 
 Come、わかった!