ニューオータニ:The Pool Maitai
ちょっと前のことになりますが、ホテルニューオータニ東京で夏季のみ開催されている「The Pool MAITAI」に行ってきました。なんか、狂ったように遊びほうけているように思われる方もいらっしゃるかと思うのですが、いろいろ理由があるのです。あと数ヶ月たつと、おわかりいただけるかと思いますけど。今は、「横森理香、アンタは余計な本を書いてくれた」とだけ言っておきます。
The Pool MAITAI
http://www.newotani.co.jp/tokyo/summer/pool/index.html
僕らが出かけたのは夜だったので、たぶん、数名のお客さんしかいないんだろうな、と思っていました。誰が、そんな夜にプールにくるかいな、と。
誰も人がいない静かなプールで、ぱしゃぱしゃと泳ぎ、プールサイドでヘミングウェーを読む。そういうのを想像していたのです。まぁ、一部ウソがあって、僕が持っていったのは、原田宗典の爆笑系エッセイの文庫本でしたが。
でさー、行ってみると、オラ、びびったね。めくるめく世界よ、ここは。
まさに、水着で来るクラブですね。クラブのアクセント、間違えるなよ。クラブね、だるそうに同じ大きさで発音すればOKです。
客は2割は外国人。6割が日本人同士のカップル。あとの2割が若い女の子たちのグループ。1組だけ、男3人のグループという感じでした(あべし)。BGMには、DJがノリノリのHip Hop、Jazzをかけていて、なんだか本を読む雰囲気でもない。プールサイドにはバーがあって、ビールやら、マイタイやらを飲んでいる。
もうね、泳ぐ雰囲気じゃないんだ。「大人のプール」ってのは、泳ぐ場所じゃねーんだな。オラ、田舎もんだから知らなんだ。
泳ぐ場所じゃなくって、「浸かる場所」なのです。プールには浸かって満足するのよ、大人は。さらにいうならば、カップルたちにとっては、「触れ合って満足する場所」なんだな。
僕はさ、せっかく泳ぐ気満々で、水泳帽と水中眼鏡ももっていったんだけどね、まったく使いませんでした。あんなところで、バシャバシャ本気で「息継ぎ」とかして泳いでたら、「どんびき野郎」に認定されること間違いなしです。くねくねと「バサロスタート」なんかしていたら、変態と勘違いされそうです、間違いなく。
しゃーないから、DJのかけるノリノリ音楽にあわせて、揺れてたよ、ニョロニョロみたいに。
でもまぁ、そう割り切って遊ぶには、大変オモシロイ場所かもしれない。まぁ、楽しかったけどね。こういうの好きだし。レストランも併設されているので、たとえば、気の置ける友人たちと、職場がえりに、こういうところで、食事をするのは面白いかもしれませんね。
教訓:
「大人のプール」と「子どものプール」を間違っちゃいけないよ。