グリーン・グリーン

 ここ2週間くらい、由紀さおり&安田祥子さんのCDを繰り返し聞いている。昔、小学校や中学校で歌った歌などが収録されており、大変味わい深い。昔のことを思い出す。

  

 歌詞に注意を払って聞いていると、昔は気づかなかったことを新たに発見してしまう。特に、小学校のとき歌っていた歌の中には、一見楽しげであるけれど、実は、切ない歌がいくつかあることに気がついた。

 その中でも、「グリーングリーン」は涙なしでは聞けない。

 遠い旅路に出かけてしまったパパに主人公は歌う。
 大丈夫だよ、パパ。今の僕は、パパの言いたかったことは、わかっていないかもしれない。でも、いつかそれがわかるようになったとき、僕は約束するから。いつかパパから教えてもらったことを、子供に語るから。心配しないで、パパ。

 うーむ、泣ける。相変わらず、涙腺が弱い。

 ジャズもいいし、クラシックもいい。ヒッポホップも聴くし、ラップも演歌も好きだ。音楽で嫌いなものは、僕には何一つとしてない。
 なかなか聴かないジャンルではあるけれど、たまには合唱曲もいいなと思う。

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グリーン・グリーン

1 ある日
  パパとふたりで 語り合ったさ
  この世に生きる喜び
  そして 悲しみのことを
  グリーン グリーン
  青空には 小鳥が歌い
  グリーン グリーン
  丘の上には ララ 緑がもえる

2 その時
  パパが言ったさ ぼくを胸に抱き
  つらく悲しい時にも ラララ 泣くんじゃないと
  グリーン グリーン
  青空には そよ風ふいて
  グリーン グリーン
  丘の上には ララ 緑がゆれる

3 ある朝
  ぼくは目覚めて そして 知ったさ
  この世に つらい悲しいことがあるってことを
  グリーン グリーン
  青空には 雲が走り
  グリーン グリーン
  丘の上には ララ 緑がさわぐ

4 あの時
  パパと 約束したことを守った
  こぶしをかため 胸をはり
  ラララ ぼくは立っていた
  グリーン グリーン
  まぶたには なみだがあふれ
  グリーン グリーン
  丘の上には ララ 緑がぬれる

5 その朝
  パパは出かけた 遠い旅路へ
  二度と 帰って来ないと
  ラララ ぼくにもわかった
  グリーン グリーン
  青空には 虹がかかり
  グリーン グリーン 
  丘の上には ララ 緑がはえる

6 やがて
  月日が過ぎゆき ぼくは知るだろう
  パパの言ってた
  ラララ 言葉の意味を
  グリーン グリーン
  青空には 太陽がわらい
  グリーン グリーン
  丘の上には ララ 緑があざやか

7 いつか
  ぼくも 子供と 語り合うだろう
  この世に生きる喜び
  そして 悲しみのことを
  グリーン グリーン
  青空には かすみたなびき
  グリーン グリーン
  丘の上には ララ 緑がひろがる