教育改革と医療改革
がんの5年生存率に、施設によって、最大28ポイントも差がある、らしい。それも「がん専門病院」間を比較した結果である。
がん専門病院、5年後の生存率に差
http://www.asahi.com/life/update/0711/001.html
こういう統計を見ると、施設によって「早期がんの患者ばかりがくる施設」と「末期がんの患者ばかりがくる施設」があるんじゃないの?というツッコミが容易に予想されるが、今回の調査では、一応それも統制しているらしい。
現在、どのようなかたちで施設名を公開していくか、審議しているとのことである。早晩にそれが実現されるのだろうと予想する。
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かくして「自由選択」「自由競争」の名のもとに、サービス間の情報公開が進む。
利用者の側からすれば、こうした情報は待望のものである。誰だって長く生きたい。自分の行った病院選択 - この選択に可逆性はないけれど - が自分の将来に甚大な影響を及ぼすのならば、本当に真剣に情報収集を行う。
しかし、サプライサイドからすれば、これ以上にキツイ情報公開はない。自分たちの業績が目で見えるかたちで白日のもとに晒される。結果をもとに、患者による厳しい選択がはじまる。それは将来的に、病院のマネジメント全体に影響しないという保証は、何一つとしてない。
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別に医療に必要以上の関心をもっているわけではない(必要な関心は持っている)。
けだし、新保守主義路線に従った改革は、医療の方が進んでいるように思う。故に、教育現場の未来を考える上で、医療改革の現場を見ておくことは参考になる。ちょっと故あって、書き物をしなくてはならないので、最近、それ系の本を読むことが多い。
教育にはどのような未来が待っているか。
そのとき、親はどう動き
教師は、どのように反応するか
遠い将来の話ではない、そう思う。