たこの花しゃぶ
先日、お取り寄せの本を見ていたら、あまりにおいしそうな「明石たこしゃぶセット」が載っていたので、つい「自分へのお中元」として購入してしまった。
「自分の家にお中元」って流行なんでしょ。
もともとお中元って、「御世話になっている人」への贈り物なんですが、それが最近では、「届け先」が「自分ち」ってのが増えているそうです。新聞にのっていました。ということで、我が家もそれに続けってことで。
明石屋
http://www.akasi-ya.com/index.html
ここの「たこしゃぶ」は「花しゃぶ」と言われています。生ダコをぐぐっと湯にくぐらせると、「花弁」が開いたようになる。まるで、タコが「花」になったよう。そんなわけで「花しゃぶ」だそうです。
なんでそうなるかっていうと、タコに包丁が細かくはいっているんですね。刺身みたいに「一枚の切り身」にざっくり切っているのではないのです。
ひとつのタコを、密かに何枚もうすくうすく切ってあって、だけれども、すべてがつながっている状態、というのでしょうか。
やったことのある人でしたらわかるとは思うのですが、生ダコに包丁を入れるっていうのは、結構難しい。相当、気合いのはいった一品です。
お味は、というと、これは大変おいしゅうございました。満足な一品でした。
最初、お品をみたとき、「あー、こりゃ、たりねーかな、お取り寄せ、たけーな」と思ったけど、結構食感がありますので、かなりお腹いっぱいになるんだよね。とはいえ、4人前を2人で食べてるけど。
軽く「しゃぶ」をして、半生くらいで、「たれ」につける。たれは、「ごまだれ」と「ゆず」がついてきます。僕は「ごまだれ」が好き。
で、タコをdipすると、花弁の部分にごまだれがからみついて、なんともいえない、こうばしさが、口の中に広がります。
そこで、クイッと、冷えた大吟醸をやる。先日は、たまたま、「まんさくの花」の杜氏直詰の大吟醸(かなりレアもの)があったんだよねぇ。こりゃたまらん。
たまには、お取り寄せ、いかがですか?
お疲れの自分へのご褒美に。