帝国ホテルのビュッフェに行った!
先日、帝国ホテルのビュッフェに、カミサンとでかけた。「腹一杯、好きなものを食べたかった」らしい。欠食児童のように「バイキング、バイキング」と懇願していた。そこまで言われたら、行かざるをえない。
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インペリアルバイキング サール
http://www.imperialhotel.co.jp/cgi-bin/imperial_hp/index.cgi?ac1=JTR&ac2=sal&ac3=&Page=hpd_view
帝国ホテルは、ホテルオークラ、ホテルニューオータニとならんで「御三家」とよばれるホテルである。鹿鳴館時代に、外国人接待用に国策として建てられた経緯をもつ。
「帝国ホテルの料理」といえば、かつて総料理長をつとめた村上信夫さんが、とても有名だ。バイキングというサーブ形式は、村上さんが総料理長の時代に、日本ではじめて導入したのだそうだ。
コンラッド、ペニンシュラ、リッツなど、大手海外資本のホテルが東京にひしめこうとしている現在では隔世の感があるが、確かに帝国ホテルは、一時期、日本の洋食界をリードしつづける存在であったと言われている。
ちなみに、北海道増毛の出身で、いまやレストランを多角経営する三國清三さんも、ここの出身である。
三國清三(オテル・ドゥ・ミクニ)
http://www.oui-mikuni.co.jp/cgi-local/top/index.cgi
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さてバイキングに話を戻す。
一般にバイキングというと、「質より量」「安かろう、マズかろう」のイメージがあるが、帝国ホテルに関しては、そんな不安は無縁だった。
提供される料理の中で、何ひとつとして、「あぁ、やっぱりヴァイキングだよな」と思ってしまうような代物はなかった。コーナーは、前菜、メイン、デザートに分けられており、順番にとりわけて、好きなだけ食べることができるのは、やはりビュッフェの醍醐味か。
特に、個人的には、シェフがひとつずつ作ってくれる「エスカルゴのジェノバ風シチュー」は、大変おいしゅうござった。身はとてもコリコリとしている。濃厚なスープにからめて食べる。思わず、もう一皿頼んでしまおうか、と思った。
どうせビュッフェに行くのなら、おすすめである。ちなみに、予約はとったほうがいいと思う。インターネットでもできる。
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それにしても、うちのカミサンはバイキングが好きだ。
そのくせ、食べ終わったあとで
「ちー、こんなに食べなければよかった」
というのは、やめてほしい(笑)。