新幹線のグリーン車
生まれてはじめて「新幹線のグリーン車」に乗りました。
「そこは禁断の間・・・一度覗いてしまうと、二度とシャバには戻れないわ」
わたくしのような「貧乏人」が、決して垣間見ることのできぬ、目がくらむ世界。あの扉の向こうでは、この世のものとは思えないスペクタコーが、日々繰り広げられている・・・そう聞いていたのです。
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それにしても、いつも「お金」がなくてピーピー言っているのに、どんな短歌を詠んでも下の句が「それにつけても金のほしさよ」と続けてしまうのに、なぜ、そんな僕が、グリーン車に乗ったのか?
それは簡単です。シンプル・アンサーよ。ゴールデンウィークで、新幹線があまりに混んでいて、席がなかったからです。
いいえ、正確にいいますと、数日前、カミサンの言うことを珍しく聞いて、「予約」はしていたんですが、なんと、三十路中原、重大なミスをしてしまいました。
予約していた席は、なんと「喫煙席」だったのです。ていうか、予約のWebがわかりにくいんじゃ、コラ!
喫煙席、マジ無理。
3時間タバコの煙の中で燻されることは、僕にはどうしても耐えられませんでした。それならば、一回飲みにいくのを我慢したと仮定して、素直に4600円払ってもよいかな、と思ってしまったナリよ。
26歳まで僕は長いことタバコを吸っていたのですが、僕のように禁煙した人間というのは、普通の人以上にタバコの臭いに耐えられなくなるのです(他の人はどうなんでしょうか?、オレだけか?)。
「喫煙者がタバコを吸っているのを見ると、自分も吸いたくなる」というわけでは決してありません。そんなことは、ゆめゆめ思ったことすらありません。
もうね、臭い自体がダメなのです。オイニーが耐えられんのよ。これは生理的なものだと思います。
「オマエだって吸っていたんだから、大丈夫でしょ」とおっしゃるかもしれませんが、「吸っていたから、余計にダメなのです」。
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そんなわけで、僕は、あの扉をあけて、グリーンのコンパートメントに入っていったのです。
うーん、結構、地味ね・・・。
座席は確かに広いし、フットレストもついてるけど・・・。別に、めくるめく世界ってわけでもない(笑)。まぁ、フツウの椅子なのね、フツーの。スゴイ椅子かと思ったよ。「何がスゴイ」のかは知らないけれど。
隣で、オヤジが気持ちよさそうに寝てる。
シャラップ イビキうるせーよ。
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ゴールデンウィーク最終日、グリーン中原がお伝えしました。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
投稿者 jun : 2006年5月 7日 09:45
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