コーヒー、サラダ、ベーグル
アメリカにどうしても勝てないものが、日本にあるとすれば、それはコーヒー、サラダ、ベーグルの3点だと僕は思う(他にももっとある!とか、オレはそう思わない!、とか青筋立てて怒らないでね・・・あくまでも僕の感想)。
まずコーヒー。これはアメリカの方が圧倒的に種類が多い。様々な種類のフレーバーコーヒーが、ふつうのスーパーに売っており、またコーヒー豆の種類も本当に多い。
もちろん、「コルァ、誰が白湯注文したー!と「ちゃぶ台をひっくりかえしたくなる」ような「うすうすのアメリカン」もある。
しかし、アメリカの場合、どちらかというと、ハズレるときは大きくはずれるが、平均的にコーヒーは本当においしい率が高い気がする。それと比べると、日本は、平均的に特徴のないコーヒーをサーブする店が多いような気がする。というわけで、僕のメンタリティとしては、アメリカに軍配をあげたくなる。
次にサラダ。これは、コーヒーよりは差が開いている。サラダを主食に食べる国と、付け合わせのひとつくらいの位置づけしかない国では、さすがに気合いが違う。
個人的に、サラダのうまさは、パリッとかカリッという触感と、みずみずしい触感が、混じり合うことにあると思う。
アメリカ人は、ここをよく心得ていて、何ともいえないハーモニーをつくる。それに比べると、日本のサラダは貧弱だ。ハーモニー以前の問題で、野菜が「申し訳なさそうにしんなりとしている」ことも少なくない。僕のような「イカサマベジタリアン」は、この国では、かなりツライ。
最後にベーグル。これは天と地くらいの差があるだろう。日本での「おいしいベーグル」は、アメリカではフツーにスーパーで売っているものに近いと思う。表面がカリッとしていて、モチモチしているベーグル・・・そういうベーグルに僕は日本で出会ったことはない。
今日は、たまたまアメリカ礼賛の日であった。しかし、僕は、むしろいつもは逆の人間である。むしろ、かなり日本が好きである。
しかし、今日は、たまたまお昼に「コーヒー、サラダ、ベーグル」の3点セットを食べた。で、アメリカにいた頃が、とても懐かしくなった。
がんばれ、日本の喫茶店!