学部生と飲んだ
東大の学部生たちと飲んだ。山内さんの教育学部授業「学習環境デザイン論」をとっていた学生たち。この授業では、僕も「企業と教育」の話で、講義をさせてもらった。
学部生には、最初のうち、よい意味で、その若さに圧倒された。しかし、彼らとのおしゃべりは、新鮮で楽しい時間を過ごすことができた。
ふだん、僕は院生たちと話すことは多いのだが、やはり院生は「研究」という軸を誰もがもっていて、その意味で、どんなに異分野であっても、プロトコルを確保しやすい。
だけれども、学部生はよい意味で、まだそうした軸を定める前の存在である。どのような方向にでも変わることのできるチャンスがある。そして軸がまだ未確定である故に、プロトコルを確保するのが、最初のうち、ちょっと難しい。
彼らは、まだ固定されていない。そしてそうであるが故に、彼らには可能性がある。もちろん、その可能性はよい方向にも、好ましくない方向にも開かれている。
しかし、それが「開かれている」ということが、なにより羨ましい。
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