風の谷のナウシカ
「風の谷のナウシカ」を久しぶりに見た。このアニメは、「天空の城ラピュタ」とともに、僕がもっとも好きな作品であり、もうおそらく10回以上、折に触れて見ているような気がする。
なぜ好きなのか?
それは端的にいうと、世界観があるからです。
ナウシカの場合、世界大戦で汚染された「土」、それを臭気をはなちながら浄化する「腐海」。「腐海」を守るオーム。そんなことは知らずに、「腐海」と「オーム」を駆逐しようとする人間と守ろうとする人間、ということになるでしょうか。この非勧善懲悪的世界観がたまりませんね。
ところで、この映画が公開されたのは、1984年。今から20年前になります。また、20年前かい・・・(なんか最近いいなと思うのは、全部20年前くらいに出たもののように思うのですが、それはジコチューな考え方でしょうか。)
当時、僕は10歳ですね。その1年後、僕は、ずっとならっていたピアノをいったんやめてエレクトーンに転向しました。たしか、エレクトーンで最初に弾いたのが、風の谷のナウシカ、次にひいたのが天空の城ラピュタだったように記憶しています。
世界観もいいのですが、この2つの映画は音楽が本当にスバラシイ。久石譲さんの作品ですね。雄大で、これまた「世界」といいましょうか、「歴史の流れ」みたいな大きなモノを感じてしまいます。
この映画が出た頃、今から20年前、あなたは何をしていましたか?
そこにはどんな風景が広がっていましたか? ナウシカが好きな人は、その世界観とつながる思い出があるように思います。