オーパスワン

 いやぁ、わたくしめ、このたび、贅沢をしてしまいました。
 先日、念願の「オーパスワン」を飲んでしまったのです!

 オーパスワンは、カリフォルニアワインの父「ロバートモンダヴィ」と、フランスはシャトー=ムートン=ロートシルトの「バロン・フィリップ・ロスチャイルド」伯爵が共同でつくった究極の赤ワインです。

 「オーパスワン」とは聞き慣れない言葉ですが、「作品番号第一番」という意味です。

 「一本のワインは交響曲である」というバロン・フィリップの信念から、命名されたと言われているそうです。

 彼らは自分自身の「交響曲」をつくるため、途方もないお金と労力を費やし、このワイナリーをつくったのですね。成功者の道楽に近いんでしょうね。

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 で、ちなみにこのワイン、新宿パークハイアットの「ニューヨークグリル」で飲めば1本65000円になります。

 ひゃー。

 でも、今回は、かみさんの友達が、ソノマに海外出張に行った際に、運び屋になってくれました。65000円よりはずいぶんオトクでした(でも、貧乏ヒマ無しの僕からすれば、清水の舞台から飛び降りたようなもの。なにせ、1mlが30円だよ・・・1滴30円とは!1滴すら無駄にはできん!)。

 肝心の味はねぇ・・・感動しました。

 このワイン、ティスティンググラスに少しだけ注ぎ、ほんのすこしだけステアするのですが、その香りだけで、咽せてしまうほど、香りがたつのです。こんな強烈な香りをもつワインを僕ははじめて飲みました。

 そして、甘い。
 「ブドウ」の酸味の奥に限りない甘さがあります。コロコロと舌で転がすと、その甘みと酸味がたまらん。

 ふだんはあまりワインを飲まないカミサンなのですが、この日は、なぜか二人で一瞬で一本をあけてしまいました。

 おそるべし、オーパスワン。

 明日から、また仕事、頑張れる気がします。しばらくピーピーで、「おしん」のように「だいこんめし」を食ってなアカンけどなぁ。