UT OCWのあと
最近、よく人に「UT OCW、お疲れ様。とりあえず、終わりましたから、中原さん、ヒマになったでしょ。いいですねぇ、一息つけて」と言われます。
トンデモナイ!
「UT OCW」のときは確かに大変でした。が、僕個人で言えば、そのときと同じくらい、いいえ、意志決定しなければならない案件や、僕自身が企画をたてなければならない案件の数が、日々増えていることを考えると、今の方が忙しいくらいです。
昨日も、ここ3ヶ月ひそかに進めていた企画が、先方のOKをもらい、GOになりました。それは、とてもウレシイし、愉快なことなのですが、同時に「オレ、大丈夫やろか」と一瞬、感じてしまいます。
東大にうつり、裁量労働制になって、僕自身は「いつどこで研究を行ってもよい」という勤務形態に変わりました。NIMEのときは、原則的には9時-5時だったのですが(もちろん、それ以外にも仕事をしていましたけど)、いまは、別に自宅で仕事をしていてもOKなわけです。研究室で絶対に過ごさなければならないってわけではない。
ですが、「いつでもどこでも仕事を行ってよい」ということは「いつでもどこでも仕事をしなければならないこと」を意味します。「何だかいつ見ても、パソコンに向かっていて、最近、仕事以外のことはウワのソラやなぁ」と昨日カミサンに言われました。ツラいんだよ、オレも。
しかし、この場合仕事といっても、研究というわけではありません。はぁ・・・いつになったら研究ができるんでしょうか。本や論文がじっくり読めるんでしょうか。毎日、そういう時間が「分単位」になってきていることが、ツライです。
まぁ、でも、それを言い訳にしてはいけませんね。今はそういうときなのですから。ケッパルしかないのかもしれません。
そして人生は続く・・・いや、続いていくものなのです。