日曜日

 日曜日・・・TAKUZOと二人で一日を過ごす。

 アート系、デザイン系の本を探したいな、と思い、六本木・青山へ。おぉ、ふだんは目にしない本がある。これで、ゆっくりと本を眺められるかな、と思ったけれど・・・

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 TAKUZOをナメてはいけない(泣)。
 
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 TAKUZOにとって、大型書店とは「かくれんぼが思う存分できる場所」ということである。嗚呼、わたくしめとしたことが、そのことを、すっかり、忘れてた。

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 早速、「かくれんぼ」が始まった。
 いくら無視しても、ひっきりなしに、「もういいかい」「まーだだよ」「パパ、どこだ?」と大声でコールがはじまる(泣)。いくら「しーっ」と言っても、TAKUZOが聞くわけがない。

 もうだめだ・・・これ以上「だんまり」を決め込むと、他のお客さんに迷惑をかけてしまう。

  ▼

 本を読むことは諦めて、公園へ(泣)。

 この公園は多種多様な「滑り台」があることで有名。TAKUZO、滑り台を1時間30分ほど堪能する。まー、よく飽きないね。

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 滑り台のところには、いろんな国の子どもたちがいた。何度か、「ハロー」と声をかけられる。TAKUZO、何もわからず、「ハロー」を連呼してる。わけがわかってないと思うけれど、楽しそうである。

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 せっかく六本木にきたので、展望台に登ることにした。TAKUZO、高いところが好きである。大興奮は、なかなか冷めない。

2_hills1.jpg

 加えて、せっかくなので、展望台で実施されているスカイアクアリウム(水族館)も堪能する。

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 水槽を「光」と「音楽」で演出すれば、いわゆる「水族館」も、あっという間に「大人の空間」になるのか、と勉強になった。

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 きっと、夜はたくさんのワカモノたちで賑わっているのでしょう。きっと素敵な「雰囲気」なのだろうね。

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 まぁ、TAKUZOにとっては、「雰囲気」なんてどうでもいい。要するに、「かくれんぼができるか、どうか」である。ここでも、空気を読まず、かくれんぼをしようとする。

 「もういいかい?」

 TAKUZOは、しつこい。

  ▼

 よほど疲れたのか、帰りの車の中では、ぐっすり眠る。
 寝顔は安らかである。
 パパもぐっすり眠りたい。が、運転中なので、そりゃ、さすがにまずい。

 そして、人生は続く。

投稿者 jun : 2009年8月30日 22:11


ちゑや - 人材育成とは言わない人材育成

 先日の講義で話題になったリクルートエージェントの寺小屋的活動拠点「ちゑや」です。

ちゑや
http://japan.zdnet.com/sp/feature/09company/story/0,3800092607,20395872,00.htm

 ちゑやの主な活動は、

1)ようこそ先輩 - 失敗経験を語りあう場

2)海老原塾&無手勝塾 - 転職スキル(この場合は業務スキル)をぶ学ぶ場

3)スペシャルライブ - 社外から著名人を招いて視野を拡大する場、

4)よろず茶屋 - 同じ趣味をもつ人々が集まるコミュニティ、5)

 という感じだそうです。もともと個人創業としてはじまったインフォーマルな「場」が、社内の公式な事業に結集した、ということだそうです。

 ネーミングからも、企画の内容からも、主催者の方々が、学習者中心の発想で(Learner - centered)、愉しんで企画なさっている様子が想像できますね。「心掛けているのは、楽しくて怪しいイベントです(笑)」というコメントが非常に印象的ですね。「楽しさ・怪しさ」というのは、この場合、職種や階層の壁を取り崩すのに必要な「装置」であるような気がします。先日、お話しした「サプライズのある共体験」の話に通じるところが、ややあるのではないでしょうか。

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 わたしは直接見聞きしたことはないので、詳細はわかりませんが、あくまで上記のWebから拝見・想像するに、「○○とは言わない○○」のパワーを感じました。

 つまり、「人材育成とは言わない人材育成」、つまりは、「人材育成のカテゴリーを敢えて名乗っている活動ではないけれど、結果として、人材育成機能を果たしてしまうような場づくり」の事例として、非常に興味深いな、と思いました。

投稿者 jun : 2009年8月28日 06:43


ごまごまちゃん

「これ、ごまごまちゃんのところに、持って行くね」

 TAKUZOには、大人の僕らの目には映らない「友達」がいます。その名を「ごまごまちゃん」といいます。

 ごまごまちゃんは、いろいろな場所に神出鬼没にあらわれます。TAKUZOは、ごまごまちゃんをいろいろな場所で見つけては、遊んでいます。ブツブツと何かを話しかけたりしています。

 窓のあたりをすっと指さして、「あっ、あそこに、ごまごまちゃん、いるよ」と言ってみたりします。
 突然、絨毯を指さして「ねー、ごまごまちゃん、だよねー」と話しかけたりしません。もちろん、僕の目には何も見えません。TAKUZOは「空気」と話しています。「プチ・ホラー」です。

gomagomachan.jpg

 最初は「一人芝居? オマエは、将来、イッセー尾形か?」と思っていたのですが、もう慣れました。ごまごまちゃんは、我が家の「仲間」です。

  ▼

 僕は専門ではないのでよく知りませんが、幼い子どもがもつ「想像上のお友達」のことを、Imagenary friend(イマジナリーフレンド)とか、Imagenary companion(イマジナリーコンパニオン)とかいうそうです。

 僕の愛読するブログ「あたし・主婦の頭の中」にも、そのことが述べられていました。
 こちらは「ごまごまちゃん」ではなく「ちゃぱら」というイマジナリーフレンドがあらわれたようですね。「ちゃぱら」って、すごい名前ですね、、、何人? 「ごまごまちゃん」も「何人」か、さっぱりわからないけど。

ちゃぱら1
http://ameblo.jp/yuka703/entry-10280943411.html

ちゃぱら2
http://ameblo.jp/yuka703/entry-10296972026.html

ちゃぱら3
http://ameblo.jp/yuka703/entry-10298165814.html

ちゃぱら4
http://ameblo.jp/yuka703/entry-10300195730.html

 きっと、あなたにも、イマジナリーフレンドがいたはずですよ。あの頃のあなたの目にしか映らなかったお友達が。

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 イマジナリーフレンドは、多くの場合、加齢とともに消えてしまうそうです。いつしか、子どもの方が、名前をださなくなるようですね。大人になるにつれて、「見えなくなる」と言ってもいいのかもしれません。

 TAKUZOも、いつか「ごまごまちゃん」が見えなくなる時がくるのでしょう。しかも、その「お別れの日」は、「そう遠くない未来」です。しかし、親としては、それはそれで寂しいことなのかもしれないな、と思います(もちろん、ずっと見えていたら、それはそれで怖い・・・病院に連れて行かなければならない)。

 ごまごまちゃんと一緒に暮らせる日々を、大切にしたいと思います。

 おやつ食べる前に、手洗って、うがいしなさいよ!、ごまごまちゃん。

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追伸.
 遅ればせながら「Twitter」というのをはじめてみた(小生、レイトマジョリティ?)。朝、一言「つぶやく」くらいだけど。やってみてわかったこと。

1.フォローはどんどんと増えていく
 →これがTwitterにはまる人を産む原因かも

2.Twitterは、「今あるインターネットツール」に加えて、そのツールで伝えられる情報を補完するような「コンテキスト情報 - 今、どこにいて、何を考えているのか」を提供するのかも。
 Twitterとメール、あるいは、Twitterとブログを重ねて読むと、「なんで、こんなメールを書いたのか」「なんで、こんなブログを書いたのか」が、よりわかるときがあるかもしれないな、と思いました。

3.ハマルと、もれなく、肩こりが増すかも。

 ほどほどにねー。

投稿者 jun : 2009年8月27日 09:18


わたしたちの「日常」

「子育て」をしていて、最近、とみに思うことがあります。

 それは、「わたしたちの日常生活が、自動的に実行される多種多様なスキルから構成されており、それがいかに意識されていないか」ということです。

 たとえば、

 くつしたをはく
 ストローで飲む
 手をあらう
 
 といったようなことがあります。

「大人」なんかを長くやっておりますと、こういうことが「できない」ということが、なかなか想像できません。
 こうしたことはすべて自動化された「スキル」であり、何かのきっかけで、それができなくなったり、それが「できない人」を目にしないかぎり、ことさらに、それを意識することはないのかもしれません。

 しかし、子どもを育てていると、必死の形相で、これらの事に取り組み、失敗しては泣き、泣いては失敗し、いつのまにかできるようになる、といったような「試行錯誤の場面」を何度も見ることになります。
 多種多様なスキルが自動的に実行され、場合によっては複雑に重なり合い、私たちの「日常」がある、ということに気づかされます。

 TAKUZOを見ていて、いつも思います。
 もしかすると、私たちがフツーに「日常」を過ごせている、というのは、すごい幸せなことなのかもしれない、なと。

 今日も感謝。 

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追伸.

●Learning barは、今回も満員御礼です。抽選を行わざるをえないことになってしまいました。なにとぞお許し下さい。

●10月30日(金曜日)、午前10時から5時まで。今年もワークプレイスラーニング2009を開催します。今年のテーマは「成長をいざなう個と組織の関係」です。9月1日から申し込みがスタートします。ぜひお越しください。

投稿者 jun : 2009年8月26日 07:31


オンライン学習

 同僚の山内祐平先生(東京大学大学院・情報学環)が、米国政府からだされたオンライン学習に関するレポートに関して、ブログを執筆なさっています。

【エッセイ】オンライン学習の効果
http://blog.iii.u-tokyo.ac.jp/ylab/2009/08/post_182.html

報告書のリンクはこちら
http://www.ed.gov/rschstat/eval/tech/evidence-based-practices/finalreport.pdf

 Evidence - based Medicine(EBM:科学的根拠に基づいた医療)ではないですけれども、オンライン学習の効果に関して、Evidenceに基づいてメタ分析してしていきますと、下記のことが言えるそうです。

 ---

●対面状況よりも、一部または全てオンライン学習を受講した学生の方が成績が高い
 →成績という観点から見た場合は、
  オンラインは成績が低いというのは間違い

●オンラインと対面を組み合わせた教授は、対面だけ、オンラインだけよりも効果が高い。
 →オンラインと対面をブレンドすることで
  高い学習効果が得られる

●オンラインが対面よりも効果が高い理由は、学習時間が延びたからである。

●効果は内容や学習者の特性に依存しない。

(上記山内研究室ブログより引用し、→部分のみ中原が加筆)

 ---

 要するに、「オンラインによって、継続して学ぶことのできる時間が拡張したこと」が重要だということでしょうか。

 山内さんは「より学習時間を担保するために、学習文脈をどう作るか」ということに言及なさっていますが、この指摘は正鵠を得ている、と思いました。

  ▼

 蓋し、もはや、オンラインで学ぶこと、ITを活用して学ぶことは、増えることはあっても、減ることはありません。ただし、それが、現在流通している、いわゆる「紙芝居形式のeラーニング」とは異なっている姿かもしれません。このことは、先日受けた取材においても述べました。
 ITを活用した教育、あるいは、オンラインにおける学びの新たなあり方、それを推進するイニシアチブ、学問の新たなあり方が、今、求められていると思います。

ラーニングイノベーション
http://www.io-maga.com/iomagazine02.pdf?pdfdownload=%83_%83E%83%93%83%8D%81%5B%83h

投稿者 jun : 2009年8月24日 22:40


リアルタイムドキュメンテーション

 リアルタイムドキュメンテーション(Realtime Documentation)という言葉があります。昨日、NTT InterCommunication Centerでのシンポジウムのテーマは、まさに、これでした。本シンポジウムは、上田信行先生の企画です。

ueda_sensei2009.jpg

 リアルタイムドキュメンテーションとは、主に、ワークショップや会議など、1)人々がコミュニケーションをしたり、双方向の活動をしたりする機会において、2)そこで起こっている出来事をまさにリアルタイムに記録することです。

 記録するメディアとしては、テキストであったり、写真だったり、ビデオだったりします。それ以外でもありえます。

 通常は、デザインやアートに専門性をもつ人々が、ワークショップに運営スタッフとして参加し、そのプロセスを「可視化」していくことが、よく行われることです。

sowasensei_docubutai.jpg
曽和先生+学生さんたち(ドキュメンテーション部隊)

 ドキュメントされたプロダクトは、

1)ワークショップの最後で参加者間で行われるリフレクション、あるいは、ワークショップ会場を出たあとに非参加者をまじえて実施されるリフレクションに役立てることができる

2)ワークショップ参加者の「お土産」として持ち帰ることができる

3)ワークショップのプロセスを記述したものとして、ワークショップのステークホルダーにアカウンタビリティを果たすときに利用できる

 といった効果があると思います。昨日は、こうしたことに触れつつ、もし、リアルタイムドキュメンテーションがなかったのなら、どういうことが起こるかを仮想的に考えて、プレゼンテーションさせていただきました。

 学びのあり方が、インタラクティブで、フレキシブルになればなるほど、そこでの営みの「意味づけ(Sense-making)」が重要になります。ですので、リアルタイムドキュメンテーションの必要性は、今後増えることはあっても、減ることはないと思います。

中原のプレゼン:Realtime presentation@NTT ICC
http://www.nakahara-lab.net/blog/2009_ntticc.pdf

  ▼

 僕のプレゼンのあと、リアルタイムドキュメンテーションの可能性について参加者の方々に話し合っていただいたところ、非常に興味深い指摘がありました。

「リアルタイムドキュメンテーションを、オレ(参加者)にもやらせろ」

 という指摘です。要するにこういうことでしょうか。

 現在、「リアルタイムドキュメンテーションを実施する人は、デザインの素養をもっているプロ」で、「ドキュメントされ、ドキュメントを見る人は参加者である」という構図になっています。つまり、そこにはクリエーターと消費者という2分法が存在しています。

 おそらく、参加者の方が最も言いたかったことは、「ワークショップの参加者がリアルタイムドキュメンテーションに参加できる仕組みがないのだろうか」ということだと思います。
 プロダクトを一方向的に「見せられる」のではなく、そのプロダクトづくりに部分的に関与する、ということなのかな、と思いました。

 ここには大きな挑戦があります。
 参加者は、ワークショップの中でメインの活動に従事していなければなりません。一方、ドキュメンテーションの活動にも参加しなければならないのだとしたら、そこには大変な認知的負荷がかかります。
 何とか、ドキュメンテーションの活動そのものを、ワークショップのメインの活動に「埋め込む(embedded)こと」が求められるのかもしれません。

 ともかく、上記は「素晴らしい指摘」だと思いました。

  ▼

「リアルタイムドキュメンテーション」は、今、静かに広がっています。既述したように、その「あり方」は変化していますが、「あり方の重要性」は今後ますます増していくでしょう。

 この分野の研究の進展に目が離せませんね。

 ちなみに、9月1日から、ワークプレイスラーニング2009の募集が開始されます。
 ここでもリアルタイムドキュメンテーションを活用しようと思っておりますので、もし、よろしければぜひ。

投稿者 jun : 2009年8月24日 07:41


 ふと振り返ると、いろいろと本の原稿を抱えていることが、わかりました。ふだん意識してないですね(笑)。結構、書いていたんですね(これから、書くんですね)。

  ▼

 金井壽宏先生(神戸大学・組織行動論)との共著「リフレクティブマネジャー(仮称)」、本日、脱稿いたしました(光文社新書)。

 ここ2週間ほどは、「もうこれで脱稿だ」と思いつつ、すっかり気を許して他の文献を読んで、また新しい考えに思いいたり、また原稿に戻る、というのを繰り返しておりました。

 まだ加筆・修正したいところはあるのですが、これも「区切り」が必要でしょうか。10月初旬くらいには店頭に並ぶ予定だそうです。とても楽しみです。

 本の「後書き」では、僕自身が「自分の研究のあり方」をふりかえる「内省」を行っています。ちょっと、こっぱずかしいですが、また見てやってください。

  ▼

「人が育つ組織」本(ダイヤモンド社)の〆切が5週間ほどになっています。こちらは、ダイヤモンドさんと東大研究チームの共同研究の成果のひとつです。何とか、今年度中には、出版に区切りをつけたいと思っています。

  ▼

 青山学院大学の佐伯先生・苅宿先生・高木先生らが編集する「シリーズ・まなび学」に1章執筆することになりました。僕の担当は、「企業人材育成とワークショップ」です。

  ▼

 いよいよ「専門書・単著」の企画・執筆にとりかかっています。「職場と学習(仮称)」です。これまで行った様々な調査データをもとに、職場を単位としたミクロの学習に、自分なりにアプローチしたいと思います。
 ただ、こちらは時間がもう少しかかるでしょう。計画はしていますが、未実施の調査も多々あります。取得が少し先になりそうなデータもあります。
 分析しながら書きつつ、書きつつ分析するといったかたちで、じっくりと腰を落ち着けて書きたいです。できれば、35歳の誕生日までには何とかメドがつけばいいのですが・・・どうなりますことやら。まぁ、楽しんで書きます。

  ▼

「新世代のオフィスを専門家100人の集合知で読み解く本(仮称)」というのに「学びを誘うオフィス」ということで、ほんの少しだけ書かせていただきました。
 京都工芸繊維大学の仲隆介先生が中心になって編集なさっている本です。もうそろそろでると思います。

  ▼

 いわゆる典型的な企業以外の「職場」 - 例えば、マッサージ屋さんとか、寿司屋の職場を探訪して、そこでの学習プロセスを探求するという企画がスタートしそうです。ダイヤモンド社のWebと書籍の連動というかたちで展開される予定です。
 ちなみに、もうおわかりかと思いますが、マッサージ屋さんと寿司屋は小生の趣味です。

  ▼

 東北大学の渡部先生が編集なさっている「学びの認知科学事典」(大修館)と、同僚の山内さんが編集なさっている「デジタル教材の教育学」(東京大学出版会)は、既に校正段階に入っています。

 ちなみに、一般に書店流通しているわけではありませんが、この間、発売になった組織診断ツール「WPL」のマニュアルもすでに発売されています。こちらは松尾先生との共著です。

「職場」を見える化する - 職場診断ツール「WPL」
http://jinzai.diamond.ne.jp/other.command?url=test/wpl.html

  そして人生は続く。

投稿者 jun : 2009年8月24日 05:08


Weekend

 関東は、暑すぎもせず、かといって、寒くもない、佳い「夏らしい日」。

  ▼

 午前、今日はママが仕事。TAKUZOを連れて、公園へ。
 がんがんと遊んで欲しい、と思うものの、どうにもTAKUZOは、恐がり、神経質である。滑り台にいけば、「高所」におびえ、ボールをもたせれば、「怖い」という。最近、特にその傾向が強くなった気がする。困った。
「できない」「怖い」という言葉をTAKUZOが発するたびに、寂しい気持ちになる。TAKUZO、何でも、やればできるよ。

  ▼
 
 お昼は、ショッピングモールでお買い物をしつつ、TAKUZOを連れて、回転寿司へ。卵巻き+いくら軍艦+コーンの軍艦+納豆巻きなどを食べさせる。

  ▼

 車を飛ばして帰宅し、すぐに身支度、息つく間もなく、ベビーシッターさんと交代して、家をでる。

 これから僕は、NTT ICC(メディア+アート+サイエンスの総合文化施設)で開催されるシンポジウムのパネリストになる。真新しいシャツの封をあけ、眼鏡を変える。
 短い時間で、「父親の顔」を「パネリストの顔」に変えなければならない。

NTT ICC(NTT Intercommunication Center)
http://www.ntticc.or.jp/index_j.html
 
 今日の僕の役目は、前の二人の研究者の方々の発表を踏まえ、それらをWrap upしつつ、自分の研究の話をすることだ。

 最大のチャレンジは、その二人の先生の発表内容は、当日、シンポジウムの壇上で聴く、ということである。

 しきり役は、同志社女子大学の上田信行先生。インプロヴィゼーションをきかせることを求められているんだろうと思う。ご期待に添えるよう、努力しよう。
 ちなみに、夕方には仕事を終えたママが、ベビーシッターさんと交代する。我が家の子育ては「綱渡り」である。

  ▼

 明日からは、いよいよ東京大学大学院の大学院入試である一年間で最も激烈で緊張する一週間がはじまる。
 いや、もう、今日から既にはじまっているのかも。

 そして人生は続く。

投稿者 jun : 2009年8月23日 12:50


「流れる水」と「燃え続ける火」

 昨日、経営学者の妹尾 大先生(東京工業大学)に、妹尾先生の指導教員の野中郁次郎先生がよく口になさる、という言葉をお聴きした。

「名詞」を研究するな、「動詞」を研究するのだ
「川」ではなくて「流れる水」
「太陽」ではなくて「燃え続ける火」
  ・
  ・
  ・
「プロセスを研究すること」の機微を言い表している言葉として、非常に考えさせられた。

投稿者 jun : 2009年8月21日 13:09


大学院中原ゼミ・購読英語文献が決まった!

 原稿脱糞、じゃなかった、原稿脱稿寸前です。またもや、追い込まれております。なぜ、僕の目の前には、いつも「〆切」が存在しているのでしょうか。嗚呼。はやく楽になりたいです。

  ▼

 冬学期の大学院中原ゼミの購読英語文献を決めました。「プロフェッショナルのもっている知を開発・測定すること」をテーマにした研究論文を集めた、アンダース=エリクソンの本です。

 ワシントン州立大学に留学中の大浦君の情報によると、エティエンヌ=ウェンガーが新著をだしたようで、そちらにも心惹かれます(大浦君ありがとう)。でも、何となく、「ウェンガる」よりは、エリクソンかな、と。

 今日は慶應MCC「ラーニングイノベーション論」です。「大人の社会見学:ラーニングピクニック」が開催されます。

 潮田さん(コムシス情報システム・代表取締役社長)のはからいで、日本コムシス株式会社さんのクリエィティブオフィスを見学させていただきます。
 その後、潮田さんと妹尾大(東京工業大学)の講義をお聴きする予定です。夜は、受講生の方々が、納涼会(対話会)を企画してくれておりますので、そちらに参加いたします。

 今日も暑い一日になりそうです。

投稿者 jun : 2009年8月20日 07:45


Learning barのお知らせ:みんなで「イマドキ大学生」を考える!?

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Learning bar@Todai 2009

みんなで「イマドキ大学生」を考える!?
ゆとり教育世代のラベリングを超えて:
X年後の新入社員はこんな人!?

2009年9月11日(金曜日) 午後6時 - 9時
東京大学 工学部2号館 9階 92B
※場所が変わっています! 注意してください!※
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 2009年9月のLearning barのテーマは、

みんなで「イマドキ大学生」を考える!?
ゆとり教育世代のラベリングを超えて:
X年後の新入社員はこんな人!?

 です。

 京都大学 高等教育研究開発推進センター
 准教授
 溝上慎一先生

 をお招きして、現在の大学生の学生生活、学習実態、
アイデンティティ、労働観などについて、皆さんと
考える機会を持ちたいと思います。

溝上先生のWeb
http://smizok.net/

  ▼

 昨今、企業の人事部では、「大学生≒ゆとり教育
世代」が問題になっています。「コミュニケーションが
とれない」「メンタルに弱い」「学力が低い」など様々な
ことが言われていますが、その実態はあまりわかってい
ません。

 今回のLearning barでは、青年心理学・大学生論の
気鋭の研究者である、京都大学の溝上慎一先生をお招き
して、「大学生」について、最新の調査データを参考に
しながら、今一度考えてみたいと思います。

 ▼

 参加をご希望の方は、下記の参加条件をお読みになり、
フォームに必要事項をご記入のうえ、9月1日までに
sakamoto [at mark] tree.ep.u-tokyo.ac.jpまでご連絡
下さい。9月3日までに参加可否をお伝えいたします。
下記の要項を必ずご一読いただき、ご応募をお願いいた
します。

  ▼

 なお、最近、Learning barは満員御礼が続いており、
参加登録いただいても、すべての方々の御希望にはお応
えできない状況になっております。

 主催者としては心苦しい限りですが、なにとぞお許し
ください。
 
       主催:中原 淳(東京大学・准教授)

※Learning barは、NPO法人 Educe Technologiesが
主催、東京大学大学院学際情報学府 中原研究室が
共催する、実務家と研究者が集まる学術イベントです。
 
 ---

○主催
 NPO法人 EDUCE TECHNOLOGIES
 エデュース・テクノロジーズ
 http://www.educetech.org/
 
 EDUCE TECHNOLOGIESは、「学び」に関する調査
 研究開発、コンサルティングを行う非営利特定
 活動法人(NPO)です。
 
 企画担当
 副代表理事 中原 淳
 
 
○共催
 東京大学大学院 学際情報学府 中原淳研究室
 - 大人の学びを科学する研究室 -
 http://www.nakahara-lab.net/
 
 
○日時
 2009年9月11日(金曜日)
 午後5時30分 開場
 午後6時00分より午後9時頃まで実施
 
 ※時間が限られておりますので、定刻通り
 に始めます。本郷キャンパスは意外に広い
 です。くれぐれも、迷子になりませんよう。
 
 
○内容(案)

 □ウェルカムドリンク
 (5時30分 - 6時00分)
  ・今回のLearning barでは、サンドイッチ
   ソフトドリンク、ビール等をご用意して
   います。
 
 □イントロダクション
 (6時00分-6時10分)
   ・中原 淳(東京大学)
 
 □パート1 「データで見る現代大学生」

 (6時10分 - 6時45分)
 (35分講演)
  ・溝上慎一先生(京都大学)

  現代大学生に突出した特徴は、勉強も読書も
  クラブ・サークルも、アルバイトもなんでも
  激しくこなすハイパフォーマンスにあります。
  受験勉強から解放され、とにかく大学生活は
  楽しく対人関係を磨くといった従来型の学生
  タイプも依然と見られますが、両者の違いは
  将来展望と日常との接続のしかたに端的に表
  れます。どういう大学生活を過ごす学生が、
  学生生活の充実感や将来の展望、アイデンテ
  ィティなどを規定するのか、それをデータか
  ら見ていきます。

 --- bar time (10min.) ---

 □パート2 「理論的・歴史的考察-
  いまなぜハイパフォーマーなのか?」
 (6時55分 - 7時25分)
 (35分講演)
  ・溝上慎一先生(京都大学)

 従来の大学教育を受けるメリットは、「人的
 資本」(要は学歴)、「社会的資本」(対人
 関係)で説明されてきましたが、近年欧米で
 「アイデンティティ資本」という考え方が議論
 され始めています。
 要は、大学あるいはキャンパス外を含めた大学
 生活は、自分を発展させる学びの時間、場なの
 であって、それは「自分がどのような人間にな
 っていきたいか」というアイデンティティ資本
 の獲得を意味します。
 パート1で示す現代大学生として突出化したハ
 イパフォーマー学生は、このアイデンティティ
 資本獲得の動きとして理解されます。

 --- bar time (10min.) ---

 □パート3「ハイパフォーマーの限界 -
      しかし学業は大事!」
 (7時35分 - 8時00分)
 (25分)
  ・溝上慎一先生(京都大学)

  調査で分析されたハイパフォーマーの学生タイ
  プが就職活動を終え、その結果が追跡調査され
  ました。(理論的には)残念なことに、大学生
  活を充実させ、自らの学びと成長を実感してい
  たハイパフォーマー学生の就職活動結果は、従
  来の学生タイプとさほど変わりませんでした。
  この意味をパート3では考察します。

  しかし、就職活動の結果に効いていた変数は、
  「学業」と「対人関係」でもありました。勉強
  のしかたが今後の議論の観点になりますが、少
  なくとも、遊んで大学生活をエンジョイするだ
  けの大学生は、就職活動で良い結果は出ていま
  せんでした。こうした点をまとめとしてお話し
  いたします。
 
 □お近くの方とディスカッション
 (8時00分 - 8時30分)
 (30分)
 
 □質疑
 (8時30分 - 8時50分まで)
 (20分)

 □ラップアップ
 (8時50分 - 9時00分まで)
 (10分)
  ・中原 淳(東京大学・准教授)
 
○場所
※場所が変わっています! 注意してください!※
※場所が変わっていますよ! 気をつけてくださいね!※

 東京大学 工学部2号館 9F 92B
 大学院情報学環 教室
 http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_03_j.html 

 地下鉄丸の内線本郷三丁目駅から徒歩15分程度
 地下鉄南北線東大前駅から徒歩10分程度  
  
  
○参加費
 4000円(1名さま 一般・学生)
 (講師招聘費用、講師謝金、会場費、飲み物、
  食べ物、運営費等に支出いたします)

 本イベントで剰余金が発生した場合は、東京大学
 中原研究室および、NPO法人 Educe Technologiesが
 企画する、組織人材育成・組織学習に関係するシン
 ポジウム、研究会、ワークショップ等の非営利イベ
 ント等の準備費用・運営費用、および、研究費用に
 充当します。
 
 
○食事
 ソフトドリンク、ビールなどの飲み物、および
 サンドイッチ、ベーグルの軽食をご準備いたします。
 
 
○参加条件

 下記の諸条件をよくお読みの上、参加申し込みください。
 申し込みと同時に、諸条件についてはご承諾いただいて
 いるとみなします。

1.本ワークショップの様子は写真・ビデオ撮影します。
写真・動画は、NPO Educe Technologies、東京大学
中原研究室が関与するWebサイト等の広報手段、講演
資料、書籍等に許諾なく用いられる場合があります。
マスメディアによる取材に対しても、許諾なく提供
することがあります。

2. 欠席の際には、お手数でもその旨、
sakamoto [at mark] tree.ep.u-tokyo.ac.jpまで
ご連絡下さい。
人数多数のため、多数の方の参加をお断りしている
状況です。繰り上げで他の方に席をお譲りいたします。

3.本イベントで剰余金が発生した場合は、東京大学
中原研究室および、NPO法人 Educe Technologiesが
企画する、組織人材育成・組織学習に関係するシン
ポジウム、研究会、ワークショップ等の非営利イベ
ント等の準備費用・運営費用、および、研究費用に
充当します。

 
○どうやって参加するのか?
 
 下記のフォームに必要事項をお書き入れの上、
 sakamoto [at mark] tree.ep.u-tokyo.ac.jpまで
 9月1日までにお申し込み下さい


〆ココカラ==================================

 参加申し込みフォーム
 sakamoto [at mark] tree.ep.u-tokyo.ac.jpまで
 9月1日までにお申し込み下さい
 
 抽選の上、9月3日までに参加の可否をご連絡
 させていただきます

 ---

 上記の参加条件を承諾し、参加を申し込みます。

○氏名:(            )
○フリガナ:(          )
○ご所属:(            )
○メールアドレス:(       )

○業種の選択:下記の11つの属性から、あなたに
最も近いものをひとつお選びください

 1.研究者
 2.学生
 3.民間教育会社勤務
 4.民間コンサル会社勤務
 5.事業会社勤務(人事・教育部門)
 6.事業会社勤務(事業部門)
 7.個人事業主(教育・コンサル)
 8.経営者
 9.初等・中等教育の学校勤務
 10.公務員・公益法人等勤務
 11.その他

○もしあれば・・・一言コメント
(                )

〆ココマデ==================================

投稿者 jun : 2009年8月19日 07:01


サプライズのある共体験

「Learning barでかかっている音楽を教えてください」

 先日、Learning barの参加者の方から、こんなメールをいただきました。ありがとうございます。「学び」に関することは、オープンソースである、と思っておりますので、喜んでご紹介します。

教育技術はオープンソースである!
http://www.nakahara-lab.net/blog/2009/04/post_1476.html

 僕が使っているのは、いわゆる「昔のヒット曲をカフェ風ボサノバにアレンジした曲」です。結局、いろいろ試して、これに行き着きました。

 初期のLearning barでは、クラシックをかけたり、ロックをかけたり、ビートルズをかけたりしたのですが、なんか、これだと、ノレる人はのれるけど、シラける人はシラける(笑)。その差が激しい、という印象でした。

 結局、試行錯誤した結果、「カフェ風ボサノバアレンジの歌謡曲」が、一番、よかったです。

  ▼

 おそらく、キーワードは「プチサプライズのある共体験」だと思います。

 誰もが経験したことのあるもの、誰もができることで、ただし、いつもの「日常」とはやや異なっているもの、プチサプライズのあるものを、この種のイベントでは、プログラムの一番最初にもってくるのです。
 そうすると、なぜか、リラックスできるのです。全くアカデミックではありませんが、そういうものなのだから仕方がありません。

 ある程度ヒットした歌謡曲は、誰もが、耳にしたことがありますね。でも、ヒット曲をそのままかけるのでは、「日常」です。そうではなく、そこに「カフェ風ボサノバ」という「非日常」のアレンジがある。これが「プチサプライズ」になります。
 誰もが知っているけど(共体験)、聴いたことがない(サプライズ)。これがワクワク感につながるのです。
 
 たとえば、先日のLearning bar-Xのワークショップでは、プログラムの一番最初は「ランチ」です。
 「食べること」は誰にでも経験できることです。しかし、ここでふつーの「幕の内弁当」をだすのではなく、あなたが、教育工学をやっているのなら(笑・・・全くアカデミズムとは関係ない)、「一工夫」したいものです。

 先日は、東大ワークショップ部の舘野君、安斎君、牧村さんたちが、フードスタイリストのたかはしよしこさんに依頼をして、「インプロ」をテーマに、料理をケータリングしていただだきました。これが「プチサプライズ」ではないでしょうか。

UT WORKSHOP(7月16日をご覧下さい)
http://utworkshop.jimdo.com/

 通常、「食べること」は、「学ぶことの後」に、「打ち上げ」や「懇親会」と称して実施されます。ここで期待されているのは、「リフレクション」なんでしょうけど(誰も期待してないですね)、たいていは「飲みすぎてしまう」ので、リフレクションもクソもへったくりもありません。要するに「飲んで終わり」です。

 ここでは、そうではなく、「食べること」は敢えて「学ぶ前のコンテキストづくり、レディネスづくり」に用いるのです。

  ▼

「プチサプライズのある共体験のデザイン」は、おそらく「学びの場のデザイン」にとって、非常に重要だと思います。
 特に、通常面識のない人々が出会い、ゆるやかにコミュニケーションしながら、学ぶようなコンテキストでは、これが成功するか否かが、会全体のクオリティに強い影響を与えてしまいます。

 僕は教育工学が専門です。ですので「共体験のデザイン」や「環境のデザイン」という部分に、非常に注目してしまいます(教育工学は、プチサプライズとか、そういうゆるいことを言っていません、それは真面目な学問です)。学習者が自主的に動くことのできる環境、経験を工夫することで、間接的かつ、スマートに、学習者の認知や行動を変容させようとするのです。

 よくワークショップなどでは、冒頭で、ファシリテータの方から、

「さぁ、皆さん、これからアイスブレークをしましょう」

 というインストラクション(教示)を聞くことがあります。そういうインストラクションもいいのですが、なんか美しくない(笑)。

 オレは、アイスじゃないんだから、ブレークされたくねーよ(笑)

 と思ってしまうのですね。

  ▼

 ちなみに、「教育技術はオープンソースである!」のところで述べたように、下記の音楽をそのままコピーしても、すべての場でうまくいくとは限りませんので、あしからず。

 学びのデザインは、いつも個別、具体的です。

 重要なことは、その場、その場に応じて、デザインする側が「考えること」ではないかと思います。もしかすると、そのための参考には、なるかもしれません。

 前置きが長くなりました。
 下記が、Learning barで用いている曲目リストです。ゆるい音楽なので、寝る前とかにもおすすめですよ。

  ---

1. 島唄
3. EVERYTHING
5. 春の歌
6. 未来予想図II
7. one more time,one more chance
8. 世界に一つだけの花
9. ガラス越しに消えた夏

「島唄」が視聴できます(Youtube)

「ガラス越しに消えた夏」が視聴できます(Youtube)

「one more time,one more chance 」が視聴できます(Youtube)

その他、こちらでも視聴できます!
http://www.rainbow-e.co.jp/p/management/artist/index.php?artist=81385928&display=disco

 ---

2. First Love
3. チェリー
7. 夜空ノムコウ

 ---

5. 星のラブレター
6. バンザイ:好きでよかった

 ---

1. 風になりたい
2. どんなときも。
3. デイ・ドリーム・ビリーバー
6. 空も飛べるはず

 ----

1.恋に落ちたら
2.もう恋なんかしない
7.RIDE ON TIME

 ---

3. 陽はまたのぼりくりかえす
5. TRAIN-TRAIN
6. OH MY LITTLE GIRL

 ---

4.リンダリンダ

投稿者 jun : 2009年8月17日 07:46


海水浴

 毎日、TAKUZOと遊ぶ日々です。昨日は、海水浴に行ってきました。TAKUZOは「水」が好きなので、どうしても連れて行きたかったのです。

kaisuiyoku.jpg

 海には家を8時にでて、9時につきました。

 本来、昼下がりにランチとビールをもって行きたいところですが、「子育て」というのは、そういうものではありません。子どもが起きるのが早いのです。6時には起きるんだ、これが。
 あと、子どもの皮膚はデリケートなので、日差しが強くなる前には、海を出て帰る必要がありますね。

「こったら早く、海には、誰もいないべ」と思っていましたが、子ども連れがたくさんおりました。帰る頃には、若い人たちが、ぞくぞくと海にきました。

  ▼

 今日は移動日。新幹線にのって自宅に帰ります。
 明日日曜日は、あんまり遠出をせずに、体調を整えます。

 嗚呼、さっき、久しぶりにスケジュール帳を見ました。17日からのスケジュールの過密さに「卒倒」しそうになりました。

 そして人生は続く。

投稿者 jun : 2009年8月15日 07:00


Learning of Tommorow 2009

 今年の教育工学会は、東京大学が会場校となります。

日本教育工学会 第25回全国大会
http://www.jset.gr.jp/taikai25/

 学会2日目の20日夜には、学会の懇親会とは別に、若手の有志によって下記のような集まりが開催されます。毎回100名程度の参加をえています。教育工学会にはじめて参加なさる方におすすめです。ふるってご参加下さい。

====================================
今年もやってきた!
Learning of Tomorrow 2009

日時:
 9月20日(日曜日) 学会懇親会後
 20:30-22:30

場所:
 東京大学情報学環・福武ホール
 ラーニングスタジオ

申し込み締め切り:8月20日(木)
====================================

今年もこの季節がやってまいりました!!
例年100名以上の自称ワカモノがお集まり頂き、
大盛況の例のヤツを今年も企画しました!!

「Learning of Tomorrowな自称ワカモノの大宴会2009」

知り合いも増えれば,学会もますます楽しくなる
ものです. より楽しい,実りある学会にしまし
ょう!!遠慮なくドシドシご参加ください!!

なお,このメールを皆さんのお近くの興味・関
心のある方に ご転送いただければ幸いです.

皆様にお会いできるのを楽しみにしております.
どうかよろしくお願い致します.

本企画についてのお問い合わせは,
wakamono2009_at_nh.cradle.titech.ac.jpまで
お願い致します.
_at_を@に変換してください

---

●日時 :9月20日(日)20:30~22:30(2時間制)

●予算 :有職者3,000円 学生2,500円
(有職者の定義は,"所得税を納めているもの"です)

●料理:軽食(飲み放題)

●会場 :東京大学 情報学環・福武ホール ラーニングスタジオ
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access.html

●申し込み方法:
下記ページからお願いいたします
http://labs.m-mode.net/wakamono/

●参加資格
自称ワカモノ!であればOKです.
教育工学会がはじめてでお友達がいない、と
いう方も,ご参加下さいませ.きっと知り合い
がぐんと増えますよー.

なお、ワカモノの大宴会は有志のボランティアに
よって運営されています。不手際などあるかと思い
ますが、ご理解いただければ幸いです。

●情報発信中!!
Mixi Learning of Tomorrow コミュニティー
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2668705

(以下、敬称略/順不同)
幹事団代表
渡辺雄貴(東工大・東大・青学)

運営
○御園真史(東京大)
 重田勝介(東京大)
 林一雅(東京大)
 高木正則(創価大)
 今井亜湖(岐阜大),
 中原淳(東京大)
 村上正行(京都外大)
 望月俊男(専修大)
 北澤武(首都大)
 山田政寛(金沢大)
 高尾美沙子(青学)
 中澤明子(大阪大)
 奥林泰一郎(大阪大)

会計・総務・当日受付
○荒優(東工大)
 歌代崇史(東工大)
 金和瑩(東工大)

会場・誘導
○館野泰一(東京大)
 脇本健弘(東京大)
 佐藤雄大(東工大)
 上野山莉沙(東工大)

広報
 堀田龍也(玉川大)
 中川一史(放送大)
 山本雅之(ジャストシステム)
 森田裕介(早稲田大)
 岩崎千晶(京都外大)
 藤原康宏(岩手県立大)
 山口悦司(宮崎大)
 根本淳子(熊本大)
 大橋裕太郎(慶応大)
 舟生日出男(広島大)
 林敏浩(香川大)
 酒井俊典(山形大)
 谷塚光典(信州大)
 亀井美穂子(椙山女学園大)
 中澤明子(大阪大)
 奥林泰一郎(大阪大)
 尾澤重知(大分大)
 寺嶋浩介(長崎大)
 稲垣忠(東北学院大)
 光原弘幸(徳島大)
 松浦健二(徳島大)
 深見俊崇(平安女学院大)
 小尻智子(名古屋大)
 八重樫文(立命館大)
 杉本圭優(インテックシステム研究所)

====================================

投稿者 jun : 2009年8月13日 07:41


Works No.95 「ゆとり教育世代」に企業はどう向き合うか

 先日、リクルートWorksの取材を受けました。「ゆとり教育世代」に関するものです。日本の教育の歴史を振り返りつつ、「ゆとり教育世代に対する処方箋」に関して持論を述べました。

Works No.95 第2特集 「ゆとり教育世代」に企業はどう向き合うか
http://www.works-i.com/flow/works/contents95.html

 主張を一言でいうと、「ゆとり教育世代って呼ぶな!」ということです。

「人が育たない」「コミュニケーションができない」「メンタルに弱い」のは、なにも「ゆとり教育世代」に特有の問題ではありません。むしろ、現在の職場にいる人々すべてが抱えている問題です。そして、それは職場、外部環境などの「構造」の中から生まれている。

 「ゆとり」というラベリングを多用することは、さまざまな諸問題の原因を、[若者個人の問題」にしてしまいます。そして、本来、問われなければならない「職場の問題」「会社の制度の問題」を覆い隠してしまうのです。

 安易な「ゆとり教育世代」というラベリングは、人々を「思考停止」に陥らせがちです。そして、かえって問題解決から遠ざかってしまうのではないでしょうか。

 よろしければご覧いただければ幸いです。
 年表を見て、自分はどのような教育を受けたのか、考えてみると面白いかもしれません。

投稿者 jun : 2009年8月12日 06:56


日本の教育×オープン・イノベーション

 北村君@情報学環BEATからの情報提供です。下記のようなイベントが開催されるそうです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2009年度 第2回 BEAT公開研究会
  「日本の教育×オープン・イノベーション:
   世界に貢献できる人財づくりと教育富国を目指して」
      2009年9月5日(土)開催!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

BEAT(東京大学大学院情報学環ベネッセ先端教育技術学講座)
では、特別セミナー「日本の教育×オープン・イノベーション:世界
に貢献できる人財づくりと教育富国を目指して」を開催いたします。

激動する21世紀のグローバル社会の中で、日本や日本人がリ
ーダーシップを存分に発揮し、実質的な貢献をしていくためには、
日本の教育システム、とりわけ大学などの高等教育機関を、よ
り世界に開き、絶え間ない教育イノベーションを通じて、名実共
に成長させ続けていく必要があります。

ここでの「教育イノベーション」とは、「教育に関わる文化や価値観、
生活・行動様式が変革されること」を意味しており、そのような変
革を促すための「力」としては、テクノロジー、新たな学びの方法
や環境、教育のしくみや制度の改革など、様々なものが考えら
れます。

このような課題を巡り、 今回のBEAT Seminarでは、教育に
関わる私たち一人一人や教育機関は、「何を考え、どのように
行動すべきか」、また「『政・官・財』の各界に今何が求められ
るか」について、活発な議論や提言をおこないます。

 みなさまのご参加をお待ちしております。

-------------【2009年度 第2回 BEAT Seminar概要】-------------
■主催:東京大学大学院情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座
■日時:2009年9月5日(土) 午後1時30分~午後5時30分
■場所:東京大学 本郷キャンパス 情報学環・福武ホール(赤門横)
    福武ラーニングシアター(B2F)
    http://www.beatiii.jp/seminar/seminar-map39.pdf
■定員:180名(お早めにお申し込みください)
■参加方法:参加希望の方は、BEAT Webサイト
    http://www.beatiii.jp/seminar/?rf=bt_m62    にて、ご登録をお願いいたします。
■参加費:無料

■内容:
1.趣旨説明 山内祐平(東京大学大学院情報学環 准教授(BEAT併任))

2.◎講演(問題提起・事例紹介)
  飯吉透(東京大学大学院情報学環BEAT客員教授・
     MIT教育イノベーション・テクノロジー局上級ストラテジスト)

 ◎招待講演 本間政雄(立命館副総長(新戦略・国際担当))

 ◎講演(指定討論)
  田中毎実(京都大学教授・高等教育研究開発推進センター長)

3.参加者によるグループディスカッション

4.パネルディスカッション
 『二十一世紀日本の教育イノベーション戦略:誰が何を考え、
  どのように実行すべきか』
 司会:山内祐平
 パネラー:飯吉透・田中毎実・本間政雄(50音順)

投稿者 jun : 2009年8月11日 20:47


快晴

 北海道は連日快晴。
 避暑のつもりが、33度を超える気温が続いています(泣)。

takuzo_summer1.jpg

sunagawa18.jpg

 水遊びをしたり、アスレチックをしたり。
 帰省初日は、「蓄積した疲労」がピークに達していて、死にかけていましたが、だんだんと、僕も調子を戻してきました。この数ヶ月は、本当に、無理をしすぎたな、と反省しました。

takuzo_summer2.jpg

 北海道には自然があふれています。

 僕の子どもの頃にあったものを、都会育ちのTAKUZOはふだん経験できません。川で遊ぶことも、芝生の上を駆けることも、星空を眺めることも。アスファルトの上で暮らすTAKUZOにとって、「石ころ」さえ珍しいものなのです。

 大学に入ったばかりの頃、新入生同士でバーベキューをしたことがあります。そのとき、印象深かったことがありました。
 驚くべきことに、火をおこすのに、みんな、木炭に直接マッチの火を近づけるのです。僕以外の誰一人として、炭をおこす方法を知りませんでした。

 せめて、帰省の機会には、ふだんは目にしたり、耳にしたり、触ったりできないことを、経験してほしいと思うのです。

takuzo_summer3.jpg

 TAKUZOも、ママも、見てごらん。
 今日は星がたくさんでているよ。

投稿者 jun : 2009年8月10日 21:37


北海道にて

 空が広いですね。

hokkaido_kisei1.jpg

 この「広い空」を見ていると、いろいろな気負い、心配、ストレス、焦り、不安、欲望が、どうでもよくなるのです。

 嗚呼、アホらし。

 僕が、急いだり、じたばたしたって、この「広い空」は、ほんの少しだって変わらない。

hokkaido_kisei2.jpg

 のんびりやるか。
 故郷にて

投稿者 jun : 2009年8月 9日 19:40


夏休み

 昨日は「最終日」。
 会議を6つこなしました。10月30日に開催されるワークプレイスラーニング2009は、今年も知的にワクワクする場になりそうです。昼間はロケもありました。とてもよい「教材」になりそうです。

roke.jpg

 今日から僕は「夏休み」です。
 Unplugged(アンプラグド)します。北海道と奈良に帰省します。メールのレス、ブログのアップなど、極端に悪くなりますので、ご了承下さい。復帰は17日になります。

 皆さんもよい夏をお過ごし下さい。

投稿者 jun : 2009年8月 8日 05:39


ワークショップデザイナーの可能性

 あと2日で夏休み・・・小生、ラストスパートをかけております。

 さて、某社・Hさんから下記のようなご連絡をいただきました。苅宿先生(青学)、高木先生(青学)らが、下記のようなイベントを開催するそうです。

ワークショップデザイナーの可能性
http://www.heu-le.net/wsd/0822/index.html

 私は、編集委員会などなど、既に用事があって伺えないのですが、非常に興味深いですね。

投稿者 jun : 2009年8月 6日 18:13


大学院合宿

 大学院合宿。山内研究室、中原研究室合同で、毎年恒例の「理論家の勉強会」を開催する。

 今年取り上げる理論家は、ジョン=デューイ、ドナルド=ショーン、パウロ=フレイレ、ジェロム=ブルーナー、ジャン=ピアジェ、レフ=ヴィゴツキー、バラス=スキナー、ジャック=メジローである。

 山内さんと相談して、今年の夏から発表形式を変更し、ポスターセッションを採用するということになった。

 2名ひとつのグループで、ひとりの理論家をとりあげ、その理論家になりきって、ポスターセッションを行う。参加者は、各グループのポスターセッションの内容をすべて聞く。合宿の最終日に、自分自身で「理論家たちの関係マップ」をつくる。

tateno_schon.jpg

 M1の伏木田さん、我妻さん、木村君、安斎君らが、準備・とりまとめをすすめてきた。お疲れ様である。

  ▼

 毎年ほぼ同じ内容を扱っているのだけれども、その年ごとに「発見」があって、面白い。

nakahara_gashuku.jpg

 今年の発見は、「理論家たちが、自分自身で主張していること」と「その理論家を引用して理論を構築したいと願う教育研究者の主張」は必ずしも重ならない、ということである。そこには「言説転換がある」ことがわかった。

 明日、東京に帰る。

---

 TAKUZOは、昨日から「大きな保育園」へ。朝、カミサンと「大きな保育園」に送りにいった。別れ際、「ぎゃん泣き」である。サバイブせよ、TAKUZO。とても気になる。

投稿者 jun : 2009年8月 4日 09:33


"自由"になるために"枠"があるのです!

 先日のワークショップで、高尾君が口にした言葉が印象に残っている。

「まずは、僕が提示したルールに従って、身体を動かしてみてください。

でも、ルールはルールです。慣れてきたら、自分の好きなようにやっていただいてOKです。

"自由"になるために"枠"があるのです。
皆さんが"窮屈"だとすこしでも感じたら、そのときに"枠"は壊していただいて結構です」

  ▼

 わたしたちは、とかくワークショップや授業などで、子どもや受講者に、「自由に行動すること」を求めてしまいがちである。

「はい、今日は皆さん、自由にやっていいですよ」
「今から、自由にお願いします」

 しかし、突然「自由にしてよい」と言われると、学習者のほうは適切な行為がとれなくなったり、不思議なことに、クオリティの高いものが、できなかったりすることがある。

 自由になるために、最初は「枠」をもうける。
 そして、「枠」はいつでも学習者自らが壊してよい
 結果として参加者が「自由に振る舞うこと」を可能にする。

 多くの人々にとって「枠を壊すこと」は快感である。
 この快感を通じて、学習者の身体を自由に導く。

 をなるほどな、と思った。

投稿者 jun : 2009年8月 3日 07:23


Learning bar「脱研修屋宣言!?」が終わった!

 金曜日は、Learning bar(ラーニングバー)でした。

 今日のテーマは、

 脱「研修屋」宣言!?:
 内製化時代、みんなで「人材育成の仕事」を考える
 
 です。

 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社
 早川勝夫さん
 
 横浜ゴム株式会社
 若林真知江さん

 株式会社 日立総合経営研修所
 堤宇一さん

 を講師にお招きし、「人材育成のあり方」について、皆さんとディスカッションを深めました。

  ▼

 おかげさまで、今回のLearning barも満員御礼!!
 会場は250名の方々の熱気に覆われています。

mainonrei.jpg

 開始は6時。バーは、5時30分からオープンです。既に、200名を超える方々が、バーで歓談なさっております。

bartime.jpg

 最近、Learning barは満員御礼が続いており、参加登録いただいても、すべての方々の御希望にはお応えできないケースも生じてきています。

bartime2.jpg

 限られたスペースと人的リソースの中で運営し、かつ、参加者のバックグラウンドの多様性を確保する必要がある関係上、すべての方々のご要望にはお答えできない可能性があることを、なにとぞご理解下さい。

 ▼

 冒頭は、中原から趣旨説明です。

 Learning barは、

 1.聞く
 2.聞く
 3.聞く
 4.帰る

 という場ではなく、

 1.聞く
 2.考える
 3.対話する
 4.気づく

 ような場であるということをご説明いたしました。

 今回のLearning barでは、参加者の皆さんに宿題をやってきていただいていました。宿題は下記のとおりです。

 ---

 ▼人材育成の仕事とは○○○のようなものである:
 ▼なぜなら~~~~~~~~~~~~~であるから

 という問いに対する、自分なりの考えを考えてください。○○○には「喩え:メタファ」をいれてください。~~~には理由を入れてください。

 例えば、

 人材育成の仕事とは「ガーデニング」のようなものだ
 なぜなら、人が育つのには手間暇、時間がかかるから

 といった感じです。

 ---

 教育学を学んだことのある方で、勘の良い方なら、「ははーん」と思ったかもしれませんが、いわゆる「メタファ法」というやつです。

 皆さんから寄せられた回答には面白いものが多数ありました。

●人材育成とは「下着のゴムヒモ」のようなものだ
 普段はその活躍ぶりには、誰も目を止めないが、無くなると大変なことになる。また役割が弱くなったり、きつく締め付けたりしてもあまりよろしくない。

●人材育成とは「片思いの恋愛」のようなものだ
 相手(育てられる側)にその気がないと実らない

●人材育成とは「皿回しの曲芸」のようなものだ
 会社全体に目配りして、元気がなく、動きが止まってしまいそうなところを早期発見して介入し、再び元気に回り始めるように支援するから

●人材育成とは「養命酒」のようなものだ
 飲み続けてもらって、現場と会社を元気にする

●人材育成とは「将棋」のようなものだ
 戦略と忍耐が必要だ

 皆さんにお持ちいただいたメタファを紙に書いて、名札入れにいれていただきます。お互いに、どのようなメタファ、イメージをもとに仕事をしているのか、を話し合っていただく機会を多数もうけました。

 ▼

 今回のLearning barでは、若林さん、早川さんから、それぞれメタファをご紹介いただきつつ、日々の仕事のあり方についてご講演をいただきました。

 若林さんのメタファは「社内営業」でした。現場のニーズを最優先し、様々なところにヒアリングを行う。
 若林さんは、これまでに1500名を超える社員とヒアリングを重ねて、現場の支援を行っているそうです。「コンサルティング支援」という活動もなさっています。

wakabayashi.jpg

 対して早川さんのメタファは「戦略コンサル」です。
 収集したデータに基づいて、ロジカルに要因を分析しつつ、人材育成施策を構築し、評価する。早川さんのお仕事からは、コンサルティングの業務がすけてみえます。

hayakawa.jpg

 最後は堤さんに、教育設計の専門家の立場から、人材育成の変化と、それを裏打ちする学問の変化についてご紹介いただきました。

tsutsumi.jpg

 ▼

 その後は、Learning bar恒例のディスカッションタイムです。
 今日も、非常に熱いディスカッションがかわされていました。例の如く、福武ホールの温度は急上昇です。

discussion.jpg

discussion2.jpg

discussion3.jpg

discussion4.jpg

 最後は、中原によるラップアップで終わりました。

wrapup_nakahara.jpg

 講師の方へのわれんばかりの拍手の中、無事終了です。

  ▼

 最後になりますが、若林さん、早川さん、堤さん、本当にありがとうございました。とてもよい場になりました。この場を借りて感謝いたします。

 また、今回は株式会社 産労総合研究所と株式会社JMAM人材教育から多大なるご寄付をいただきました。
 本セッションと関連の深い記事が掲載されている「企業と人材」および「人材教育」の無償配付をさせていただきました。この場を借りて感謝いたします。

企業と人材
http://www.e-sanro.net/sri/books/kigyou_jinzai/

人材教育
http://www.jmam.co.jp/jinzaimm/index.html

 また、Learning barの開催をいつも支援してくださっている東京大学大学院生諸氏に心より感謝いたします。
 早くからサンドイッチを手配し、当日は重い椅子やビールケースを運ぶ。Learning barは、皆さんのご協力によって、成り立っています。君たちのご協力がなければ、この会はあり得ません。本当にどうもありがとう。事務局の坂本君もありがとう。

kimura.jpg

sakamoto.jpg

tateno_nozawa.jpg

 そして、何よりも議論にご参加いただいたすべての方へ。
 感謝を込めて。

 本当にありがとうございました。

 次回Learning barは、9月11日 京都大学・溝上慎一先生などをお招きして、「みんなで"イマドキ大学生"を考える:ゆとり世代って言うな!」をお送りします。また本郷キャンパスでお逢いしましょう!

 Have a great summer vacation!

投稿者 jun : 2009年8月 2日 18:12