バラク=オバマの物語
「私は、アフリカとアメリカ、この2つの大陸で生まれた"ひとつの夢"である」
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海の向こうの大統領選が、今、熱い。
ケニアの知識人であった父と、インドネシア人の母から生まれた「バラク=オバマ」が、米国大統領の椅子をかけて、闘っている。
彼の演説は、すさまじくかっこよい。
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「わたしは自分の血に流れる多様性に感謝しています。
わたしは知っているのです。
わたしの物語が、アメリカの物語だということを。
そして、私の物語が生まれうる場所は、
地球上どこを探しても、
このアメリカ以外にはないということを」
「ここにあるのは、黒人のためのアメリカでも、
白人のアメリカでも、ラティーノのためのアメリカでも、
アジア人のアメリカでもないんです。
あるのは"アメリカ合衆国"それひとつのみなのです」
「今日、ここにみなさんが集まったのは、
"私のため"ではありません。
皆さんは、"アメリカに何がなしうるか"を信じている。
だから、この場所に来たはずです」
「私は、ワシントンのやりかたを十分知りません。
しかし、"ワシントンのやり方を変えなくてはならない"
ということを知るには、十分な時間を過ごしました」
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アメリカ大統領候補の演説なのだから、当然、プロのスクリプトライターがたくさんオバマを支援しているのだろうと思う。
オバマの人生や生い立ちを、「アメリカンドリーム」や「キング牧師風の物語」に重ねる、その手腕は、感嘆に値する。
しかし、これをスピーチしているときの彼は、本当にかっこよい。これはスクリプトが素晴らしいだけじゃない。人を魅了する「何か」が、彼に備わっているのだと思う。そして、こういう人は、なかなかいない。下記では、それを見ることができる。
オバマの演説はこちらで見ることができます
http://www.barackobama.com/tv/
いまや、ネット時代。様々な国の政治家の演説を、お茶の間に居ながらにして、オンデマンドで見ることができる。
官僚の「振り付け」通りにスピーチを行う、どこぞの国の政治家も、ネットを使って、しっかり自学自習するべきであると思う。
投稿者 jun : 2008年1月12日 00:01