小さくつくって、他者に晒して、大きくする
前にどこかで話したかもしれませんが、何かを成し遂げようとする際には、2つのやり方があるように思います。
ひとつは完全完璧なプランを練り上げた上で、それをひとつずつ「カタチ」にしていこうとするやり方。
もうひとつは、プランはややおおざっぱにしつつ、小さなところから「カタチ」にしてみて、修正を繰り返していくやり方。
僕はどちらかというと、「手」「足」が動かす人間なので、おおざっぱに自分でプランをたてたら、何でもいいから、手足をバタバタさせて動いてみます。「アタマの中だけで考えること」よりも、「動きの中で考えること」をよしとします。
最初に練り上げたプランはおおざっぱなんだけど、小さなカタチをつくっていくと、より話が具体的になりますね。そこがチャンスです。
話が具体的になると、とにかくいろんなところで話し始めます。そうすると、あらぬ方向から、他人からツッコミを受けます。で、それをありがたく拝聴し、さらに自分のプランを練り上げることをよしとします。
協調学習の研究を長くやっていたせいでしょうか・・・僕一人で考えられることはたかがしれてる、という信念があるせいかもしれません。あるいは、自分のツメの甘さ、能力の限界をよく知っている。
ふつう協調学習の環境は、教師や第三者がセッティングするものですね。ほれ、ここで学びなはれ、と。で、そこで学生が学ぶ。でも、僕の場合は違う。「協調学習環境」を自分で自分のためにセッティングして、自分が一番利用しているのかもしれません。
こんな感じで、自分の思考のあり方と自分の研究は密接に絡み合っています。それは切ってもきれないもののようです。
投稿者 jun : 2007年8月 7日 07:50