「自分」と「会社」の関係は?
確か、金井壽宏先生の本だったと思うのですが、こんなエクササイズがのっていました。あなたも、ちょっとペンと紙をもって、やってみましょうか。
Q.「自分」と「会社」の関係を「○」などの図形を使って、描いてみるとどうなりますか?
さぁ、やってみましたか?
結果は?
一般に、下の2つの図が典型的なようです。
会社という「大きな組織体」があって、その中の「ひとつ」として「わたし」を置く。あるいは、「わたし」という人間がいて、その一部に「会社」という生活があるのか。人によっては「わたし」の円の大きさが、とても大きかったり、小さかったりするのでしょうね。
さぁ、皆さんはどうでしたでしょうか。
ちなみに、僕は、こんな風になりました。
僕にとって、「大学」は「点線」です。それは実体をもっているような、もっていないような。
ただし、大学の中で自分が所属している研究センターは「実線」。もうひとつ、実線なのは「Research Community(研究コミュニティ)」でしょうか。ここには、所属している感じ、関与している感じがあります。
しかし、僕は「わたし」の集合の中に、大学を丸ごと含めるわけでもなく、「点線としての大学」という集合の中に、自分を丸ごと含めるわけでもありません。
「わたし」と「大学」は、どちらかというと、部分的に重なり合っている・・・そんな感じです。大学以外で活動する僕も、やはり僕です。時には、その重なりが多くなったり、少なくなったりする。なんか、いい年こいて、フラフラしていますね(笑)。
さて、皆さんはどうなったでしょうか。ぜひ、お近くの方と一緒にエクササイズにチャレンジしてみてください。
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ところで、今やったようなエクササイズが、「つくって、晒し、他者に語って、振り返る」というワークショップの基本原理です。
たとえば、もし、先ほどの問いが「社員と会社はどういう関係ですか?」と聞かれるだけだったとしたら、どうだったでしょうか。
「個人は組織の一員であるべきだ」
「個人がエンプロイヤビリティを高め、組織に飲まれないように・・・」
といった、ステレオタイプ風の、思考停止系、優等生的回答がかえってこないでしょうか。
何かモノをつくって、他者に晒す(expose)。それをきっかけに自分を物語り、振り返る。そのサイクルは、どこかで聞いたような優等生的回答を避け、自分と活動のあいだのエンゲージメントを高める効果があります。
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先ほどのエクササイズは、2次元の「絵」でした。これを3次元のレゴブロックを活用したワークショップにすると、どのような効果があるでしょうか。
3月のLearning barでは、(株)ラーニングシステムの石原正雄社長をお招きし、「レゴブロックを使った企業人材育成ワークショップ」を実施します。
締め切りは2月20日です。あと3日。参加希望者が多いことが予想されるため抽選になります。
ご応募お待ちしております。
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Learning bar@東大 2007
未来の教育、こうなる、こうする
SERIOUS PLAY WORKSHOP:ブロックをつかった
企業人材育成ワークショップ
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今年度最後のLearning Bar@Todaiでは、(株)ラ
ーニングシステムの石原正雄社長をお招きし、「レゴ
ブロックを使った企業人材育成ワークショップ」を実
施します。
(株)ラーニングシステム
http://www.mdstorm.com
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レゴブロックでカタチをつくる
カタチを他人に見せつつ語る
そして、自分を振り返る
近年、こうした流れで実施される、ワークショップ
スタイルの企業人材育成が注目をあびています。
ブロックを使ったワークショップで最もよく知られ
ている事例には、LEGO社のSERIOUS PLAYがあります。
石原社長はSERIOUS PLAYの日本代表をなさっています。
LEGO SERIOUS PLAY
http://www.seriousplay.com/
Robert Rasmussen & Associates
http://www.rasmussen-and-associates.com/
参加者は多数になることが予想されるので、抽選と
させていただきます。下記のフォームに必要事項を
ご記入のうえ、2月20日までに
sakamoto [atmark]tree.ep.u-tokyo.ac.jp
までご連絡下さい。
抽選結果は2月27日にメールにてご連絡させて
いただきます。
ふるってご参加下さい。
企画担当:中原 淳
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○主催
NPO法人 EDUCE TECHNOLOGIES
http://www.educetech.org/
(共催)
東京大学大学院情報学環
ベネッセ先端教育技術学講座
http://www.beatiii.jp
○日時
2007年3月16日(金曜日)
午後6時より午後8時30分まで
○内容(案)
□Break
□自己紹介
□SERIOUS PLAY
レゴブロックを使った企業人材育成
ワークショップ
□Break
□Reflection
・この手法をどのような領域で使えるか?
・LEGO SERIOUS PLAYの紹介
○場所
東京大学 工学部2号館 9F
大学院情報環の教室
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_03_j.html
○参加費
2000円(一般・学生)
軽食代・資料代込み
○参加者
参加をご希望の方は下記まで2月20日までに
メールをいただければ幸いです。
なお抽選結果は2月27日までにメールにて
お送りします
限定30名
〆========================================
申込フォーム
sakamoto [at mark] tree.ep.u-tokyo.ac.jpまで
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氏名 :
氏名カタカナ:
所属:
メールアドレス:
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投稿者 jun : 2007年2月17日 10:47