小笠原伯爵邸
先日、小笠原伯爵邸というスパニッシュ・レストランにいってきました。
小笠原伯爵邸
http://www.ogasawaratei.com/
小笠原伯爵邸とは、 戦中まで小笠原長幹という伯爵が住んでいた、日本では非常に珍しい、スパニッシュ、イスラム形式を取り入れた洋館です。
小笠原邸は、戦後、数奇な運命を辿ります。
GHQの管理下におかれ、その後、国から東京都に払い下げられました。東京都は一時期児童施設などに利用していたようですが、次第に老朽化が激しくなり、頭を悩ましていたようです。
ついに数年前、「修復費を負担すれば一定期間、都から無償で借りることができる」という公募を行い、現在の小笠原伯爵邸がオープンすることになりました。修復にかかった費用は、一説では10億円とも言われているそうです。
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レストランとしての小笠原伯爵邸は、サプライズのある料理を、彩りあふれる盛りつけで提供することが、その最大の特徴でしょうか。
メニューには当たり障りのない料理名が書いてあるのですが、実際に運ばれた料理を見ると、どこかに必ずひとつの工夫が隠されている。隠された工夫を読み解きながら、料理をいただくのも、また面白いものです。
ちなみにランチで、すべてコミで一人1万円弱でした。料理はコースのみ。メインは魚料理が1種類、肉が2種類でますので、価格設定としては妥当な感じだと思います。
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僕は、当日、身内に結婚式があって行くことができないのですが(最近週末は冠婚葬祭が多いです)、スペインナイトという年に1度のパーティが9月に開かれるようです。着飾った人たち300名~400名が参加するようですが、かなり楽しそうですね。
お店の人から聞いた話では、ワインメーカにも協賛をもらうそうです。数十種類のワインが飲めるのだとか。ワイン好きの方はたまりませんね。
スペインナイト
http://www.ogasawaratei.com/news/spainnight/index.html
まだ日本に「伯爵」という人たちが生きていた頃建てられた洋館。その荘厳な雰囲気に浸りたい方はぜひ、この機会がよいのではないでしょうか。
投稿者 jun : 2006年8月15日 08:29