それってeラーニング?

 通常、インターネット上に「Webのコースウェア(教材)」があって、それを使って自学自習することが「eラーニング」だと考えられています。まぁ、いろんな定義があるけど、最大公約数は、そんなところでしょうか。

 パラパラとテキストをめくるように、Webを見ていき、最後にテストをするような感じのものが、一般に考えられているeラーニングのイメージなのでしょうか?

 でも、ラーニングって学習することですよね?、「e」は「インターネット」関係のサービスにつく接頭語でしょ?そうだとしたら、下記の活動は、「eラーニング」と呼んではいけないのでしょうか?

Wikipediaで調べものをするのは、eラーニング?

Googleで検索を行って、複数のWebページから、あることについてレポートをまとめたりするのは、eラーニング?

NASAのホームページにFLASHコンテンツがある。それで、火星について学ぶのはeラーニング?

NINTENDO DSの「えいご漬け」で学ぶのは、eラーニング?

国連世界食糧計画のつくったゲームソフト「FOOD FORCE」で、飢餓救済と食糧計画について学ぶのは、eラーニング?

 さてどうでしょうか?
 もちろん、これらの問いに答えなんてないですけど。

 いっそ全部ひっくるめて「eラーニング」にしちゃう? 白書の定義をあてはめて、全部「eラーニング」とは呼ばない? それとも、それぞれに別の名前つけて、類型化する?

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 あんまり、「いわゆるeラーニング」にこだわっていると、いろんなものが、見えなくなっちゃうと思うんです。世の中に、いろいろなカタチで現れている現象、ツール、教材を、「学習」とは関係ないようなものと判断してしまう。

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 「いわゆるeラーニング」が盛り上がろうが、廃れようが、学習は学習!!!

 eラーニングという言葉や概念は廃れることはあるかもしれません。ですが、この世に人間がいる限り、学習は廃れませんし、今日も明日も続きます。見つめるべきは、「学習」なのではないか・・・時差ぼけのアタマでそう思いました。

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投稿者 jun : 2006年4月 7日 04:51