ヤバイ
このあいだ、驚愕の事実を僕は知った。
知っている人は、ずーっと昔から知っていたのかもしれないけれど、僕、これを聞いたときは、腰が抜けたね、タマゲタね。
ていうか、皆さん、「ヤバイ」って言葉の意味は30代くらいを境にして、意味が変わるって知っていましたか。
たぶんね、僕、今年30なんですけど、この世代に「ヤバイってどういう意味?」って聞くと、「マズイ」「失敗した」「やっちまったー」とかいうと思うんだよね。簡単にいうと、とってもネガティヴな意味。
たとえばさ、今、ある女の子が合コンにいくわね。で、「いやー、こないだの男はヤバイ」って言ってたりしたらさ、それは、彼女がとんでもない「マザ夫」か「オタ夫」かに出合っちゃった・・・まぁ、マザだろうが、オタだろうが、何でもいいんだけど、要するに「アチャパーっていう男が合コンにキタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!」ってことになるわけですよ。
でも、ところが、これを10代、あるいは20代前半にきくと、全く違う意味になるんだって。彼らは、「ヤバイ」をとってもポジティヴな意味にとらえてるんだとさ。要するに、「Very good」だね。
さっきの例でいくと、「あの男、ヤバイ」っていうのは、ものすごくイケ面(これも死語)な意味になってしまうんだって。
いやー、この事実は驚愕しました。
だって、フツーに今まで、学部1年生とかと話してたとき、「ヤバイ」とか使っていたしさ。
そのたびごとに、彼らに「あちゃー、コイツ、意味違ってるよ、ていうか、旧世代だわ、ダセー」と思われてたんじゃないかな、と思っちゃいました。
いやー、参った、参った。ていうか、語の意味ってのは不思議だねー。びっくりだ。変わっちゃうんだよね、世代によって。
それにしても、みんな、このこと知ってましたか?
<30代的にヤバイ>のは僕だけですか?
いや、じつは、僕だけじゃないことはわかってんだ。今日、eラーニングワールドの講演で、NIMEの<大御所>の田口さんにあったらさ、彼女は「ヤバイ」って言葉をネガティヴに使っていましたから・・・フフフフフ(どらえもん風に笑う)。
それにしてもさ、この語の意味転換がおこるのは、ホントウに何歳が境なんだろうね・・・30代なのかな、それとももっと下?
不思議だぁ。