青山学院大学の授業
いやー、最近、忙しくてシオシオのパーになっている中原です。
はっきり言って、ウ○コ漏らしそうです。今年でワタクシ30ですが、いくら年をとっても、やっぱりウ○コネタです。ごめんね、バカで。スマンね、気づかないうちに、「コンニチハ」してたら。そんなときは、いつもより優しくしてね、声かけてね。
ともかく・・・
今日は、青山学院大学で授業でした。
おうちから約1時間30分かけて、えっちらおっちらと電車にのって、キャンパスに向かいます。キャンパス、建物、とっても綺麗ですね。キャンパスは「淵野辺」というところにあります。神奈川県かな?どこなんだ?淵野辺は。いつも駅からキャンパスまでの道しか歩かないから、わからんぞ。
ていうか、ここまで通うのは正直言って、とっても体力的に厳しいのですが(だって片道1時間30分だよ・・・それに授業が終わったからといって仕事が終わったわけじゃなくって、そこから東京に帰っても、まだ仕事や会議あるからね)、授業自体は結構楽しんでやっています。
今日は天気がよかったせいか、学生の皆さんが、キャンパスのあちらこちらに腰を下ろしていました。暖かくなってきたので、サークル活動も盛んになっているのでしょう。授業のとき、机間巡視していると、あちらこちらに、テニスのラケットがおいてあります。うーん、いかにも大学。極めて微笑ましい。
この授業、150名の授業登録者がいるのですが、中には、午前中にテニスやって、メシ食って、疲れて寝ちゃっている人も3人くらいはいたけどね、まぁしゃーないですね、そのくらいは。僕も昔寝たよなー、授業で(ちなみに、僕が授業で寝たのは駒場まで。本郷の専門に入ってからは一番前で授業を聞いていました。すべてキレイにノートをとってて、今も、そのノートが研究室にあるくらいです)。
Anyway・・・
今日の授業は、アメリカのフツーの学校の授業を視聴したあとで、進歩主義の教育学者、教育実践家について勉強しました。最後は、「マサチューセッツ工科大学」「公立はこだて未来大学」「神応小学校のらしさ工房」など、いくつかの授業や学習環境を解説しました。
僕らは、「授業」って聞くと、ある定型化した空間や教師と子どものコミュニケーションスタイルを思い浮かべてしまうんだけどね、それはバイアスがかかっている見方です。文化や国が違えば、授業の様式も変わってくる。
前回の授業では中国と日本、今回の授業ではアメリカを扱いました。時間があれば、フィンランドを扱うつもりでしたが、ちょっと学生さんの顔をみてやめました。
ビデオばかりなのも疲れるだろうな、と思って。
どうなんだろう、そのあたりは学生さんに聞いてみたいけどね。いや、僕の「だらだらトーク」の方が疲れるのかな。いずれにしても、彼らの顔をみていて、「うーむ、ここはメリハリをつけなアカンな」と思って、その場でやめました。フィンランドは、学力低下(1ヶ月後くらいかな・・・)のところにとっておこう。
今日の授業の反省点は下記のとおりです。
1) 「教授設計」と「学習環境デザイン」という2つの考え方を、「ワインのティスティング」にたとえて説明しようとしたけど、うまくいかなかった。2) 最後の課題のインストラクションが相変わらず甘い。これに関しては、何人も何人もあとで質問にきた。
1)の問題は、要するに、ワインのソムリエが「色」「におい」「味」など、様々なモダリティを駆使して、ワインを評価しますよね、それと同じように、僕らは授業をみるときに「学びのソムリエ」みたいにならなアカン、と言いたかったわけです。
「あなたたちは教育のプロフェッショナルになる」のだから、「あの先生、オモローイ」とか「あの子どもヘーン」という感想しか述べられないようじゃダメだ、と。それでは、風呂屋とか居酒屋で教育談義をするオヤヂとかわらない。
この先生は、どういう意図をもって、「学習環境」をデザインしたのか。それを見ぬく目を持って欲しい。短い時間であっても、教室を見るとき、授業を見るときには、「教師」「子ども」「教材」「環境」「コミュニケーション」など、様々なエレメントをじっくり鑑賞してくださいね、と言いたかった。
嗚呼、ここで言っても仕方がないけど。次回の授業あたりにもう一度繰り返しいいましょう。
2)に関しては完全なるミス。GWスペシャル課題として、グループでレポートを書かせようと思ったのですが、そのインストラクションが明確ではなかった。反省。
Somehow・・・
帰り道、丸の内までの1時間はすべてワタクシ寝ました・・・ヨダレたらして。ニューヨークで買った「イヴ=サンローラン」のジャケットがヨダレだらけです・・・。でも、よほど疲れていたんだろうな・・・。でも、寝ている間に、夢の中でいいこと思いついた。
近いうちに、「僕の授業」を学生たちに採点させようかな、と。改善点を指摘してもらって・・・。「先生の通信簿」みたいな。でも、緊張するな、やめようかな、傷つくのイヤだしな。
そして人生は続く。
投稿者 jun : 2005年4月28日 20:21