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Blue sky at hawaii photo
by Miwa
2003/11/21 振興とは何か 先日、NIMEにアジアからたくさんの訪問者が来て、僕と西森さんとでレクチャーをした。東京工業大学が主催する「JSPS Asian Science Seminar 2003 on the development of information technology supporting distance education in Asia」という教育プログラムの一部に、NIMEへの訪問が含まれているとのことであった。 プレゼンの最後にiTreeの発表をしたら、なぜかけっこうウケてよかった。韓国のキム先生やインドネシアのアブドラ先生が発表後、話をしにきてくれた。嬉しかった。 プレゼン後、みんなは昼食に行ったのに、会場に残っていた3名の男性を見た。なんで昼食にいかんのやろ、と思っていた。 あとでもう一度部屋を訪ねたら、彼らはメッカへのお祈りの最中であった。なぜ、昼食に行かなかったか? そう、ラマダンである。なんだか、急に「インターナショナルっていうのはこういうことなのか」と思った。 午後は「書類こなし」と「査読」で終わる。 夕方、青山学院大学へ。佐伯先生のよびかけではじまったインストラクショナル・デザインの研究会へ参加。今日は、吉川さん@NTTデータのご発表であった。韓国のICT教育の振興政策について、とても印象に残った。 韓国では、日本で行われている、いわゆる公募形式の振興政策ではないかたちで、国、ベンダー、大学、消費者のすべてがWin-Winになるような関係のもとで、ICT教育が振興されている。関係するエージェントの間で、いわゆる「ビジネスモデル」が確立されている。 最近、いくつもの韓国のベンチャーがICTを活用した教育事業を行っているが、その好況のかげには、きちんとしたビジネスモデル(正確にいうならば、ビジネスモデルと税制優遇策)のもとで、それを推進しようとする韓国政府の思惑がある。 ひるがえって、どこぞの国では、期待していた時期よりいつも遅く、いつも予算が期待よりも少なく、期待していた以上に報告書の枚数が多い。 もちろん、国の振興策ばかりを責めても仕方がない。時間がないので、ここでやめるが、実は、そうならざるを得ない「共依存的な、負のビジネスモデル」が既に確立されてしまっているのだ。 「振興」とは何か、そろそろ見直すべきときにきていると思う。 2003/11/19 共通点 最近、稲垣君@東北学院大学オススメのMP3プレーヤーをゲットした。こいつはなかなか優れもので、USBメモリのような形状(メモリとしてももちろん使える)に、Mp3プレーヤ、FMラジオ、ボイスレコーダなど、様々な機能がテンコモリされている。 で、お気に入りのMP3をいれて聞いているのだが、ふと、気づいたことがあった。プレーヤーに入っているお気に入りの女性アーティストの顔ぶれをみると、その声になんだが共通点があるように思ったのだ。 たとえば「NOKKO」「鬼塚ちひろ」「ケイコ・リー」...で、密かに好きな「クボタサキ」 うーむ、なんともコトバで表現できないんだが、僕的には共通点があるような気がするんだよなー。でも、コトバに表現できひんなー、でも絶対に似てるよな。 今日も、「異邦人」を聞きながら、京葉線を行く。 2003/11/17 宮本武蔵 週末土曜日、久しぶりに、遊びにでかけた。カミサンとカミサンの友達のマヤさんとで、新橋演舞場でカブキを見に行った。 今回見たのは、少し前に話題になっていた「宮本武蔵」。 恥ずかしながらカブキをみたのは初めてだったのだけれども、当初抱いていたイメージとは全然違って、大変楽しめた。 市川新之介さんの武蔵もよかったが、感動したのは彼のオヤジさんの団十郎さんのせりふまわしだった。せりふまわしで泣けたのは、はじめてだった。 その後、仕事を終えたカミサンの奈良高校の友人らと待ち合わせ、銀座でお食事。僕自身は、全然あったことのない人もいたけど、すぐにうち解け、いつものことながら、「大酔っぱらい軍団」となって、タクシーで青山のバーへ。帰宅は深夜4時をまわっていたか。楽しい会だった。主催者のりえさん、ありがとう。 日曜日は、これまた久しぶりにゆっくりとカラダを休めることができた。おうちも掃除をしたし、洗濯もできたし。 遊びと休養...やっぱり週末は、こうでなくっちゃ、やってられん。
2003/11/14 大学初任教員に関する調査 実は、今、p-cubeというプロジェクトの全国調査をしている真っ最中です。今日の日記では、それに対するご協力をお願いさせてください。この調査は、「新任の大学教員が着任の際にかかえる不安とは何か?それに対してどのようなサポートが必要か」ということを明らかにすることを目的にしています。 ここ、5年間のうちに新しく大学の専任教員になられた方、是非、Webでの質問紙調査にご協力いただければ幸いです。回答には10分程度かかります。また、お近くに該当する方がいらっしゃいましたら、お声がけなどいただければ幸いです。 なにとぞ、宜しくお願い致します。ご協力いただける方は、pcube@nakahara-lab.netまでメールをいただければ幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。
2003/11/12 宴会 企業内教育本の執筆でご一緒している、東京海上HRAの北村さんから、オモシロイ話を聞く。 日本企業に入ってきた新人が、最初の仕事として「宴会の仕切りをやらせられること」が多いのは、それなりに理由があるとのこと。 最大の理由は、宴会の仕切りには、たとえば日程の調整などで、「ハーバード流交渉術」なみの調整能力が求められる場合もある。また、場所決めなどでは優先順番を決めて意志決定を行うことが求められる。これらは、ビジネスには必須の能力で、それが身に付いているか、そうでないかが一発でわかるとのこと。 第二の理由は、宴会はビジネスとは違うから、失敗しても部署内の評判が悪くなるだけで、会社全体に損害を与えるわけではない。だから、練習課題としては丁度よい。 第三の理由は、宴会の段取りを通して、人に名前を覚えてもらうことができる。あるいは、部署内にいる人たちの名前を覚える機会になるということであるらしい。 「宴会は古い、それは日本企業の悪しき慣習だ」と青筋たてる人間にたまに逢うたびに、僕が抱いていた違和感、その違和感が、北村さんの話でストンと解消した。そうだよなー。 人はそうやって、ある組織のメンバーになっていくのだ。 2003/11/11 近況 毎年のことながら、この時期はホントウに忙しい。 Outlookにびっしりと、人とあう予定やら、会議やらの予定がつまっています。中には、「幕張 - 東京往復パターン」になっちゃう日もある。朝、幕張のNIMEの会議にでて、東京にいって、夕方NIMEに少しだけかえって、また東京の自宅に帰るっていうね、これは体力的にホントウにツライ。ハッキリ言って、電車の中ではシャットダウン、ワタクシの電源、落ちてます。 電車の中で「落ちて」しまうせいで、このところ英語のヒアリングCD聞けてないんだよね。昨日のジャネットとのレッスンも、少しヒアリング力が落ちたような気がしたし・・・。ヤバイ、ヤバイ。 もう少しオモロイ日記にせななー。 2003/11/4 肩こり ちょっと最近テンパッています。なんだか効率悪いのかなぁ・・・全然前に進んでる気がしないんだよねぇ。次から次から、ワイてでてくるっていうのか。 中には、知的に楽しいこと、ワクワクすること、つきつめて考えてみたいこともたくさんあるんだけど、それを整理する余裕がないっていうのか。 あとね、このところ、ちょっと眼精疲労がヒドイです。あと、おそらくはそれに付随する肩こりも。 これほどまでに肩コリと頭痛に悩まされたのは、あんまりないですね。あまりにも我慢ができなくて、マッサージ屋さんとか言っても、全然ダメなんだよね。マッサージしてもしても、次々に「新たなコリ」がたまっていくっていうのか。 毎日、肩にはバンテリン塗りまくりなんだけどね、ほとんど「土蔵の壁」を塗ってるみたいに、厚塗りしてるんだけどさ、クソもきかん。新たなコリがぁ。 なんかいい方法ないのかね。チャッとできて、ドカン、ガツンときくみたいなさ、そういう方法は。 |
NAKAHARA,Jun
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