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2003/05/31 おでかけ 最近のおでかけ第1弾。 そういえば、いつであったか、ちょっと前のことになるけれども。 「あなたのドラえもんをつくってください」をテーマに、新進気鋭のアーティストが自分の作品をつくるっていう企画で、大変面白かった。 音声認識と人工知能技術を使った仮想どらえもん会話システムとか、どらえもんとデートしている女の子の写真集とか。 会場はものすごい人で人で。
特に、子どもちゃんたちで展覧会自体はごったがえしていたけれどね。仮想どらえもん会話システムには、長蛇の列で、1時間30分待ちだって。受話器で話すと、それに応じてどらえもんAIが話してくれるっていうシステム。スゴイおもしろそうだったけれど、1時間30分はなー。休日に「子どもにあの列に並ぼう」って言われたお父さんたちって、悲劇だよなー。 最近のおでかけ第2弾。 第2弾は川口にできた映像ミュージアムと、NHKアーカイブス。
映像ミュージアムには、プレプロダクションからポストプロダクション、はてにはモーションキャプチャに至るまで、映像に関する様々な展示がなされています。 編集でいかに作品の意味が変わるとかね、ライティングは重要だぞ、とか、そういうことまで実際に機材に触れながら納得できるはずです。 NHKアーカイブスは、懐かしいです。ここで番組を見てると、本当に懐かしいものに出会えます。いろいろと過去の作品を見たけれど、特に、昔の紅白なんかを見ていて、CCBのリュウくんがドラムたたきながら歌う様子に感動した。カミサンは歌っていた、たぶん、迷惑だったろうな、うるさいってーの。 駅からやや距離があるのは難点ですが、是非、おすすめします。今週末あたりおでかけしてはいかがですか? 2003/05/30 講義 昨日、早稲田大学 人間科学部に、はじめて伺った。 向後先生がご担当する授業「インストラクショナル・デザイン」でゲスト講義をさせていただいた。 講義には200名を超える学生さんがいた。仕事柄、ヒトの前でしゃべるのは慣れているけど、ちょっとだけびびった。ふだん、NIMEでは、こんなにたくさんの10代のワカモノたちに逢うことはないからさ。若いよなー。 今回の講義は、「eラーニングと大学」をざっくりと解説していくものであった。個人的には、中盤くらいで少し話が冗長だった反省しているが、おかげさまで、何とかかんとか無事にしゃべり終わることができた。あとからビデオを送ってくれるとのことであったが、それを見て反省しようと思う。 今回の講義は、通信制課程のeラーニング教材としても使われるとのことであった。カメラの前で話すのは、これまでにも何度かはあるけれど、フツウのプレゼンテーションの様子を撮影されたのははじめてだった。 これがダメなんだよなー。 ついつい「お育ちがバレてしまうような用語」を使ってしまうのです・・・。先日の記者会見では、「ク○」と言ってしまったし、今回の講義では「ババ○」と言ってしまった。 オギョウギよい子ちゃんになる学校にいかなアカンなー。 2003/05/28 シンポジウム
去年、三宅なほみ先生の連続講義「SIGLES」をやっていたときに、大変お世話になった研究所である。MELLプロジェクトでお世話になっていた菅谷明子さんが、ここの研究員をなさっていて、その縁で訪問させていただいた。 経済産業研究所では、頻繁にシンポジウムが行われていて、それはたぶん誰でも参加できるんだろうけど、その多くは、ストリーミングビデオ化されて公開されている。 先日は、emacsの開発者にして、GNUプロジェクトのエヴァンジェリストであるリチャード・ストールマンが講演をしていたようだ。
わかりやすい英語なので、非常に聞きやすし、内容もオモシロイ。 そういえば、変革の世紀の「著作権」の回で、いかにも悪役っぽい映画協会のオジサンと討論していたレッシグさんの授業も、インターネットで公開されていた。こちらは、慶應義塾大学のSOIの提供。
ふだんは予定が非常に立て込んでいるので、なかなかこうした試みに参加はできないんだけれど、なかなか聞く機会がないような開発者や研究者のお話を、こうしてビデオでオンデマンドで視聴できるのは、僕にとっては、大変ありがたい。 やや不謹慎ではあるが、夕食時にビールを一杯飲みながら、こうしたストリーミングビデオを聴くのが結構楽しみであったりする。 もちろん、こうしてデジタル化するのは、大変なことだとは思う。残そうと思わなければ、残すことはできない。関係者の努力にアタマがさがる。 NIMEでも、年間いくつもの講演が行われている。中には、SCSで中継されているものもあるが、それらはストックされていない。これらをどう残し、どのように公開していくかは、今後の大きな課題であるように思う。 追伸.
その中でも、室蘭工業大学の藤井克彦氏がベンチャー企業を興すまでのプロセスをつづったルポは非常に面白かった。
2003/05/27 霧笛楼 ちょっと前のことになるけれど、大阪に行った際に、三菱総研の浦嶋君につれていってもらったお店、本当に美味しかったので、ここで紹介。
店は梅田の「そねざきけいさつ」のウラの小道にあります。明治風の建物だから、すぐに目につくと思う。 何がおいしいか、というと、ここのウリは豆腐。つきだしには、まずお手製委の豆乳がだされます。ここの豆腐は、レアチーズケーキのような食感で、とても、濃厚です。 特に、感動したのは、「田楽豆腐」と「豆腐の昆布締め」。田楽豆腐の「味噌」は3種類あって、どれも表面には焦げ目がついている。味噌だけ食ってもウマイ。 とてつもなく貧乏だった大学院生時代、当然のことですが、食べ歩きなんかしたことはなく。だから、僕は大阪で知っているお店といったら、980円で焼き肉食い放題とか、そういう「これは、どこの肉?、ハテナ?」という感じの店しか、知らない。 こんな場所もあったのだな・・・大阪には。 2003/05/26 近況 本日、懸案だった論文の最終稿(であってほしい)を完成。書類作成、印刷後、宅急便ですぐに送付。 先日、もう出版されることはないだろうと思っていたハワード・ガードナーさんの「Multiple intelligence」のゲラが、突然、出版社から送られてきて、修正中。自己チェック中。 exCampus本、編集者の石田さんからいくつか問いあわせ。題名変更の依頼あり。「eラーニングのマネジメント」を押したが、なかなか難しそう。関係各所に調整。おそらく「eラーニング・マネジメント 大学の挑戦」で最終書名になると思います。 来週の講義のパワーポイントも鋭意作成中。 やれやれ、ようやく週末だぜ、と思ったら、カゼを見事にひいてしまい、完全ダウン。週明け、年休をとるはめに。 追い込まれています・・・ごめんなさい。 2003/05/24 沈黙 僕の好きな文学作品に、遠藤周作の「沈黙」がある。 優秀な神父であったフェレイラが日本で棄教した、というニュースを知った司祭ロドリゴ。彼は、一人日本に旅立つ決心を固める。 どんなに迫害されても強い意志で布教活動を行うことで有名だったフェレイラ。あのフェレイラが神を棄てるわけがない。 日本についたロドリゴは、いくつかの裏切りにあい、囚われの身に。フェレイラとのやりとりの中で、かつて彼が歩んだ道を、ロドリゴも歩むことになる。
自分が神を棄てなければ、無辜の民はむごい拷問に苦しむことになる。ロドリゴは追いつめられていく。
このシーン、何度読んでも切なく、涙が止まらない。沈黙を守り続ける神への信仰と、自分のすぐそこで起きている悲劇との葛藤の中で、彼自身は「信仰」の意味を問う。
昼ご飯を買いに行った際に、近所の本屋に立ち寄り、なんだか知らないけれど、「沈黙」を思わず手に取って、読み直してしまった。 このところ、いろいろ追い込まれていて、フィクションから遠ざかっていたな。物語を読んだのは久しぶりのことです。そういえば、大学院生の頃、自分は「物語と工学の狭間に生きる研究者」になりたいと言っていたことを思い出しました。反省せなあかんなぁ。 2003/05/21 デパチカ 実は、僕はデパチカが好きです。何にも買わないときでも、そこをフラフラしているとワクワクしてくる。 デパチカは止まりません。 ちょっと前のデパチカなら、何年間もテナントが変わらないこともあったし、新製品もなかなか投入されなかったかもしれないけどね。 一昔前のデパートの地下街って、イコール、「土産物屋さん」「子どもがソフトクリームをねだる場所」みたいなイメージあったと思うんです。でも、今はそういうところの方がマレだね。 1ヶ月いかないでいると、もうなくなっているお店がある。かわりに真新しいユニフォームをきた店員のいる店ができている。商品がでて消えていくサイクルだって早い、早い。 そう・・・デパチカは常に動いているのです。 僕が今までいったデパチカの中で、かなり評価が高いのは2つあります。「横浜そごう」と「新宿の伊勢丹」ですね、この2つのデパチカの動きはかなり激しいし、オイシイお店がはいっている率が高いと思います。 オススメの店っていうとね、柿崎ダイニングとか、ナダマンとか、まーまー、おいしい店は多々あるんですが、こういうお店は高いからね、サラダ買って1000円超える日にはブルーだべ。 リーゾナブルでオイシイってことになると、「えぼし」がオススメです。「えぼし」の味付けは、よくデパチカのお総菜屋さんにありがちの「和だべ、創作だべー、どうだ、まいったか!」って気取ってないんです。とても、「優しい味付け」のように僕には思えます、しかも6割くらいではないかな、値段は。
先日も横浜そごうの「えぼし」で、「八宝菜」「豆腐とほうれんそうの煮付け」「白和え」「うなぎたまご」を買って食べました。 動きすぎて疲れたときには、デパチカをオススメします。僕だけかも知れないけど、「まだまだ動くぞ」と思えるようになります。 2003/05/20 僕は靴を選べない 僕は靴を選べません。 いえいえ、決して優柔不断なわけではありません。意志決定は即決です、スピードイノチです。 そうではなくって、僕の足のサイズにあう靴が、なかなかないのです。 だからといって、それほど足のサイズがデカイとは思わないんだけどね・・・28cm。だってさ、身長180cmのヤツなんてゴロゴロいるわけでしょ、そういう奴らの多くは、そのくらい足デカイと思うんだよね。 でも、オモシロイことにデパートとかは、本当にないよ、28cmの靴。だいたい27cm、もし品揃えのよいところで27.5cmくらいです。 ふざけんなってーの。28cmの靴をはくやつだら、そこらへんに、たくさんいるべや。 国内のメーカで28cmの靴をキチンとつくっていて、それをキチンとデパートとかに卸しているところっていうと、かなり限られています。だから、僕の買う靴はいっつも同じメーカーなんだよね。 もうええって、ハッシュパピーは。 2003/05/19 ダイナソーファクトリー かなり前のことになるが、カミサンとお台場にできたダイナソーファクトリーに行ってきた。
ダイナソーファクトリーは、松下電器が林原自然博物館とコラボレーションしてたてた恐竜の博物館。この博物館の特徴は、入り口あたりで学習者にiPAQ(Pocket PC)をわたし、それをもって学習者は館内を回る、っていうところでしょうか。 iPAQにはブルートゥースが付属していて、しかるべきときに無線通信している。主に、展示物の情報提示を行ったり、履歴を収集するのに使われている。 ファクトリー全体の感想としては、すごい作り込みだな、とまずは思いました。これはつくるのに、大変な労力かかるぞ、と思った。展示が物語形式になっているからね、ディズニーぽい演出です。 でもひとつだけ残念なところがありました。iPAQはオモシロイんだけど、いろいろと忙しいのです、やることがたくさんあって。 この博物館では、物語形式で陳列されている展示と、その展示の横っちょにある解説とモニタ、そしてiPAQを順に見ながら、館全体を回らなければならない。これは本当に忙しいです、僕とカミサンはミュージアムに行くと、お互いに感想を言い合いながら回るのですが、ここでは言葉がなかったからね、忙しくて。メディアは様々にあっていいんだけど、それで何を伝えるのか、という情報の切り分けが必要かな、と思いました。このままでは、ここで学べる人は、かなりの認知的スキルを必要とするな、とと思いました。 とはいえ、展示はオモシロかったし、インスピレーションを喚起してくれました。そういえばお台場に温泉できたらしいけど、その帰りにでも寄ってみてください。 2003/05/18 フルブライト 健康診断でかくたる異常がでなかったので、もうオープンにしても大丈夫だとは思うのですが、実は、先日、日米教育委員会の方から通知があって、来年、フルブライト研究員として渡米するチャンスをいただきました。 渡米は来年1月から9ヶ月間を予定しています。マサチューセッツ工科大学(MIT)の宮川先生のところで、客員研究員として勉強させていただくチャンスをいただきました。 めでたい、めでたい。 というわけで、先日、フルブライトの渡米前説明会があったので、そちらに行ってきました。他のフルブライターの方々にもお逢いできて、こりゃー、勉強せなアカンな、と心から思いました、超刺激うけた。 で、びっくりしたことに、そこで、アンタ、東京大学時代の同級生「ホウザワくん」にあっちゃいました。彼は教育行政学が専門で、来年からミシガン大学でPh.D.をとるべく勉強するとのこと。 僕は研究員プログラムなので、今回の留学は学位取得が目的ではありません。でも、「あー、本当によく勉強したな」と思えるように、しっかりと学びたい。 忙しくなりますが、頑張ります。 2003/05/15 近況 このところ、また忙しさの波が押し寄せて、ドバーンとモロにそれを食らって死にかけていました。exCampusの公開がおわったから、少し落ち着くかな、と思っていたら、そんなことはなかった、全く。 exCampus本は、無事オーム社の石田さんに原稿を渡すことができました。 この編集作業、連休返上で西森さんと取り組んでいたんだけど、本当に大変でした。が、とにもかくにも執筆者の方々のおかげで、すべての原稿を期限通りに無事入稿です、スバラシイ。ゲラがあがってくるのは6月中旬、発売は7月末だとのことです。楽しみですね。 それが終わったと思ったら、いろいろな事情があって、本年の研究計画を前倒しで実行することになりました。 ちょっと前に書いていた雑誌論文を推敲しつつ、2年間書き続けている論文を6月中に完成させるため、シコシコシコと作業をしています。これがなかなか終わらないんだわ・・・。 ちょっと6月中旬まで全く身動きとれない状況になってきました。ご迷惑をおかけしている皆さん、メールの返信、様々な原稿、ちょっとだけ遅れぎみになっています、ごめんなさい。 そういえば、向後先生@早稲田大学からのオファーをいただき、5月末に早稲田大学人間科学部でゲスト講義をすることになりました。学生さんは200名以上いるそうですが・・・多いなぁ・・・。僕はキチンと話しているかい、シェリー。 この準備、少しずつ進めたいと思っています、ハッキリ言って楽しみです。 2003/05/10 パーソナルカラー診断 ちょっと前のことになるが、カミサンがどうしても行きたい!、行きたい!、というので、パーソナルカラー診断にでかけることにした。 パーソナルカラー診断とは、鏡の前にすわって、いろんな布(ドレープ)をカラダに順にあててもらい、自分に似合う色を探す、というコンサルテーションサービスのこと。 診断にかかる時間は、一人あたり2時間程度。専門家と会話しながら、診断を共同的に遂行する。 結果は、僕とカミサンの似合う色調は違っていて、僕がどちらかと言えば、黄色ベースの色調、あとピンク系の色であるのに対し、カミサンは青ベースの色調だった。 診断結果は、「こんなのが自分に似合う色だろうな」と僕自身が思っていた色とさほど変わるものではなかったけれど、自分の似合う色に対して、一貫した説明をしてもらうと、なるほどな、と思った。 専門家に言わせれば、いろいろあるのかもしれないけれど、まぁ、ヨノナカ、命題的な真実だけじゃない。 自分の選択を第三者の立場から説明してもらうこと。それは自分の今までの衣服選択の歴史を物語ってもらうことでもある。一見、秩序がないようなものに、一貫した物語がつけられると、それ以降の選択もだんだんと変わってくる。 これまで、色なんかどうでもよいと思っていたけれど、少し意識できるようになったな。それは僕に似合う色を選べるようになったこととは、少し違うとは思うけれど、それでも意識するようになったことはよかったと思う。 あなたの色は何ですか? 2003/05/05 近況 exCampus本の原稿を著者の方々からいただき、西森さんと一緒に「半べそ」かきながら編集。著者の方々の尽力で、〆切当日に全員分の原稿が集まる、スバラシイ。 スケジュールが泣くほどタイトだったから、著者の方々も大変だったと思うけれど、こっちの作業も、泣けるね、編集は・・・。用語の統一、トーンの統一、論旨の再構成などやることだらけ。西森さんと分担して、何とかスケジュールどおりに作業を終了させ、監修者である坂元所長に原稿をおもちする。 でもって連休突入! ずっと前に初稿をだしていた論文をいっきに校正・・・。何とかかんとか、第二稿を執筆完了。でもまだまだだな・・・ツメがアマイ。まぁ、それでも、やれやれ、と思って、さて一息つくか、と思っていたら、もうずっと前にあきらめかけていた「知らせ」が突然飛び込む! なんとまぁ、素晴らしいことでしょう。 この知らせには、思わず電話をもったまま絶叫してしまった、でかした!、ありがとう、ありがとう。真相はまだ明らかにはできないが、我が研究人生を充実させるチャンスをいただいたと思っています。 明日は早朝NIME出勤。編集作業の続きと、会議×2。その後、シンカンセンで某方面へ1泊出張。そして人生は続く。 ていうか、今日の日記も「そして人生は続く」で終わりかい! なんかこれだけで終わっちゃうのもなんだなー。あまりに味気ないので、最近、僕がいったレストランでオススメを紹介。
銀座吉水は、エコロジー関係の職業についている、カミサンの友人から紹介してもらった。 もともと吉水は、京都でB&Bの旅館だったんだけど、今年の1月銀座に進出したそうです。料理はエコばりばりの自然食。コース料理を頼んだが、これが泣かす。こだわりの「ひじき」「豆腐」「ほうれんそうのゴマあえ」「きんめだい」「玄米ごはん」。それでいて、3000円。 ゴールデン・バーニングは、渋谷のエスニック系。日本人向けに味付けされている。絶対に外さない。ワインもおいしいし、オカネに余裕があればナマガキも食べられる。特にスープチャーハンやエビのパリパリ炒めは、おすすめ。 DEN-ROKUENTEIは、何でもおいしいけど、特に僕が気に入ったのは、お茶漬けです、これオススメ。お茶漬けのダシだけ、おかわりしてしまった。パルコ1にあります。 機会があったら、是非、行ってみてください。 |
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